高校が商業科だったので高卒で働く人が多く、私も高校を卒業して就職しました。求人票をペラペラとめくりながらどこがあるのか見ていて見つけました。地元では有名な企業なので安定しているし、土日祝が完全に休みなのも惹かれました。

面接官が５、６人だったと思いますが、きっと上の役職の方ばかりで年齢層が高いな、と感じました。１人ずつの面接だったので緊張しました。オーソドックスな質問ばかりで難しいことは聞かれませんでした。志望動機に始まり、高校生活の中でがんばったことや思い出に残っていること、就職したらどのようにがんばりたいかなどだったと思います。緊張感はあまりなく、面接官も雑談をするような感じで質問されていました。近所のおじいちゃんという感じでした。

貯金・共済・融資・農業関係などいろんな部署があるなかで、たまたま貯金の窓口担当になりました。最初はお客さんの通帳記入など後方の仕事から教えてもらいました。何回もミスをしてしまい、お客さんに謝ることも多くありましたが、先輩や上司はどんまい、誰もがやってきたことだから、と優しく教えてもらいました。そのうちに窓口にでて直接お客さんと接するようになりました。お客さんの要望を聞きながら、１番合っている商品を案内し、ときにはこちらから推進し、実績がとれたときはとてもうれしかったです。店舗内の職員も仲が良く飲みに行ったり、休みの日に遊びに行ったりもしました。ボーナス時（夏・冬）には少し残業したり夜間の推進があります。そんなに遅くならないのと、手当が出ます。３月4月は隣保や団体の代表者変更の手続きでものすごく忙しくなります。お客さんも増え、作らなければならない書類も増えるのでとてもばたばたします。電話も割と多いです。店舗間の電話も多いです。店舗間の電話は名乗らないエラそうな人も多く、忙しいときに用もなくかけてくる人もいるので少しいらっとします。給料とボーナスは割といいので、そのためと割り切って働くと楽です。

お客さんとの信頼関係ができ、「あなただからお願いする」などと言われたときはとてもうれしいです。ほかの金融機関にもお願いされたけど、あなたが言ってくれたから、と貯金してくださる方もいらっしゃいます。外回りの人から「あの窓口の子、感じがよくて好きって伝えてね」と聞いたときもとてもうれしいです。信頼関係の中で振り込め詐欺等の防止につながったこともありました。その時はご家族の方からも本当に感謝され、とても嬉しかったです。

つくる書類が何かと多く、それに割く時間が多かったので、もう少しすくなければよかったです。電話は店舗内の誰でもとればいいと思います。上司などはあまりとらないので、忙しいときくらいはとってほしいです。貯金以外にも共済の推進や営農センターの当番、広報誌配りなど負担なことが多いのでそれがどうにかなればよかったと思います。旅行やソフトボール大会などがあったのはとてもよかったです。職員間の仲が良く、派閥やいじめなどはなかったのが良かったです。休みもとりやすく、早く帰れていたのでよかったです。産休や育休、体調不良等での長期休暇もきちんとありました。異動があったのは時期によっては自分も他の職員もとても大変でした。