下の子供が幼稚園に上がり仕事をしたいと思いましたが、まだまだ子供を預けなくては仕事にはつけない年齢ですので思案している時に、同じ年齢の子供をもつママ友達の紹介で深夜業務のパートをやることになりました。

面接の日は金曜日の深夜時間だったのですが、店内にお客様が満席の状態でいました。赤ちゃんがいる生活をしている者には考えられない様な夜の遅い時間なのですが、昼間の様に混んでいてそれぞれ食事をしたり会話をしたりの雰囲気に「こんなに混むんだ？」「深夜のファミレスは閑散としたイメージを持っていたけど、もしかしたらものすごく大変なのかもしれない」と少し怖くもなりました。面接をしてくれた店長は自分よりは若い男性でした。

無事に面接には合格して制服も作って頂き、早速働くことになりました。ディナータイムは掻き入れどきなのでスタッフも各ポジションに2、3名づつ配置しますが、深夜タイムはホールは1人でまかなうなど最小人数のシフトで組んであるので、シフトに入っている日に限って子供が熱を出したりしないか慣れるまでは毎回心配になりました。慣れてしまえば少人数の気楽な感じが逆にはたらきやすかったです。
厨房の洗い物担当(業務用食洗機)とホール接客なら洗い物の方が酔っ払いや機嫌を悪くしたお客様に話しかけられたりしないので好きでした。ホールは提供からパッシングまでを基本は全部ひとりで行いますので、本当に混んでいる時は店内を全力で駆け回るいきおいでしたので体力的にも毎回疲労していましま。
週に3回以上で10時からお店のクローズまでというシフトでしたが慣れてきたらお店の方からよく電話がかかってきては「ここは入れない？」「ここは働けない？」と打診がありました。だいたいが同じく子育て中のママなので子供が熱を出したりとかそんな感じでシフトチェンジの依頼です。
私は計画的にシフトに入れる日やそうでない日の予定を立ててしまうほうなので、あまりに急ならシフトチェンジにはなかなか答えられなかったです。

この仕事をやっていて良かったとやりがいを感じた時はいろんな場面で何度もありました。待ち席でしばらく並んでいたお客様に「あなたの様にテキパキ働いているのを見ると気分がいいわね」と声をかけていただいた事や「美味しかったよ」「サービスしてくれてありがとう」などと言っていただいた時です。
声をかけて頂くまでいかなくても、かなり待たせてお名前を呼んだ時に笑顔を返してくれたりだとかそういったお客様とのコミュニケーションがとれた時にやりがいを感じました。

深夜業務ということもあり普通に接客をしながらもクローズの準備をしなければならないので、お客様次第でクローズの進み方が変わってしまい日によって帰れる時間も変わってしまうことが大変でした。
その辺りはやはりスタッフの人数を増やすとか、業務を簡単にするとかして貰えたらもう少し体力的にも楽だったので連日シフトに入ることができたかもしれません。
深夜業務に携わる人員が少なく、代わりがきかないのも他の時間帯にはないやりずらい点でした。万が一パートの一人が急に欠勤をした場合は社員の方が通しで残ってくれるのですが、たまに社員さんの労働時間もいっぱいでそれ以上連続勤務できなかったりして、そんな時はパート3人のところ最終的には2人でクローズという事もありました。