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【マイナンバー】バイト先で持ってきてと言われたけど必要なの?

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アルバイトの採用が決まったら嬉しいですね。でも喜んでばかりはいられません。仕事に行くまでには色々と書類を必要とする事もあるからです。


「アルバイトなのに!?」と思うかもしれませんが、アルバイトの中には採用する時に、さまざまな書類を必要とするケースが増えてきているので仕方がありません。


今回は、アルバイトの採用が決まった後で、必要な書類を求められた時の疑問点についてをお話しいたしましょう。


バイトが決まった!その時マイナンバーが必要と言われた

バイト先から採用の連絡が来ていよいよお仕事をする事になりました。面接に受かった事の喜びが大きくて、期待と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。


そんな時に、採用先から「必要な書類がまとまったら連絡ください」と言われる事もあります。この時『マイナンバー』を持ってきて欲しいと言われる事があるようです。


成人しているのならマイナンバーを自分で管理しているのが一般的なので問題はないかもしれませんが、高校生や大学生の場合は自分で持っている事は少ないでしょう。


それよりもそもそもマイナンバーがどうして必要なの?と思われる事もあるのではないでしょうか。


ではまず、マイナンバーがどのようなものなのか、そしてどんな事に必要なのかについて説明いたします。


そもそもマイナンバーってどういうもの?


諸外国では国民ひとりひとりがわかるように、社会保険ナンバーというものを発行しています。それで国民の把握をしているのですね。


日本ではそれまではこうした国民ひとりひとりに番号を振り分ける事はしていませんでしたが、2016年1月からマイナンバーというのを導入して、さまざまな管理に使われるようになったのです。


これによって個人の所得や年金、納税などの情報をひとまとめにして管理する事ができるようになったのです。


大人だけではなく、一つの家族のひとりひとりにマイナンバーが振り分けられていて、同じ家族でも同じナンバーの人はいません。


ちなみに最初に届くのは紙でできた通知カードです。これはマイナンバーカードではありません。マイナンバーカードは申請して発行されます。もちろん無料で発行してもらえます。


気を付けなくてはならないのは、紙でできた通知カードは身分証明書としては使えません。早めにマイナンバーカードの申請を行いましょう。


マイナンバーカードはどんな事に使えるの?


現在は市役所などの書類の発行などに使う事が可能です。でも今後はもっと色々な事に使えるようになります。海外のように社会保険ナンバーで色々できる以上の事ができるようになるでしょう。


例えば今後次のような事に使えるようになる可能性があるようです。もちろん必ずそうなるというわけではありません。


・電子カルテ
・ネットバンキング
・運転免許証
・電子マネー
・健康保険証


これだけではなく他にも様々な事に使えるようになる予定ではあるようですが、まだそこまで整備されていないため、いつ頃できるようになるのかはわかっていません。


でもこれとアルバイトとどういう関係があるのでしょうか?今回の疑問はアルバイトとの関係ですので、わかりやすく説明していきましょう。


アルバイトとマイナンバーの関係は?


先ほどお話した中に、収入と納税のお話がありましたが、アルバイト先ではアルバイトとして雇った方にお給料を支払った事を証明する必要があります。


会社では人件費として計上するため、社員やアルバイトのマイナンバーが必要になるのです。会社が納税を行う時に人件費にどのくらい払ったのかなども申請します。


この時にマイナンバーが必要になるのです。社員ひとりひとりにどのくらいの収入があり、納税額はいくらなのかなどを管理するためです。もちろんほかに社員の替わりに手続きも行います。


だからアルバイトであろうともマイナンバーを必要とするのですね。決して怪しい事に使うわけではないので、用意してマイナンバーを提示しましょう。


昔ならマイナンバーなどありませんでしたから必要ありませんでしたが、現在ではマイナンバーの提示を求める事が多くなっているので仕方がないのかもしれません。


短期アルバイトなら必要ないの?


もう一つの疑問が長期のアルバイトなら必要なのはわかるけど、短期のアルバイトにはマイナンバーなんて必要ないのでは?という問題です。


たった1日のためにマイナンバーを提示するなんて、怪しすぎるなんて思うかもしれませんが、マイナンバーは勝手に何か別の用途に使う事はできません。


ですが人をたった1日雇っても、その人にお給料を支払ったのですから、届け出は必要になるのには変わりはないのです。


ですからたった1日の短期バイトであっても、マイナンバーは提出しなくてはならないのです。もちろんどうしても不安ならば拒否する事はできるでしょう。


「だったらしたくない」と思うでしょう。するとここでまた別の不安が浮かんできませんか?「拒否したらクビになるのでは?」とか思ったりしませんか?


マイナンバーを拒否したら差別をされるかもって本当?


会社がマイナンバーを使う事で人件費の管理をしたりする事ができるというのはわかりました。でも他にも会社がマイナンバーを利用する理由があるのです。


それは各種手続きをする時にとても楽ができるという事です。実は私たちは会社に努めていると、お給料をもらって仕事をしての繰り返しですよね。


でも本当は毎年様々な手続きを会社はあなたに代わって行わなくてはならないのです。例えば「雇用保険」の手続きや「社会保険」の手続き、「年金」「年末調整」など色々です。


これらの面倒な手続きを全て会社がやってくれているから何もしなくて良いのです。この時マイナンバーがあれば手続きが簡単になり、経費も余計にかからずに済むのです。


つまりマイナンバーの提示を拒否する事によって、担当している人は面倒な作業を全てしなくてはならなくなります。


そのためマイナンバーの提示を断った人は、差別されたりするといった問題が起こらないとも限らないわけです。


しかしながら国ではすでにその対策はしています。マイナンバーの提示を拒否した人を差別したり、クビにする事は許されないとしています。


ですのでどうしても提示をするのが不安だというのなら、事情を話してマイナンバーの提示を拒否しても大丈夫なのです。もちろん中には嫌がらせ的な事が起こらないとも限りません。


よく考えてマイナンバーの提示を考えてみるといいでしょう。


まとめ


今回は、アルバイトの採用が決まった時に必要な書類に「マイナンバー」があった場合の、マイナンバーの提示の必要性や、マイナンバーについての説明を行いました。


提示は強制ではないという事もわかりましたが、できれば提示をした方が良いかもしれないという事も何となくわかっていただけたのではないでしょうか。


最初から躓いていては前に進む事ができません。マイナンバーを不正に利用しようとしたら、重い罰を受ける事になるので悪い事には使えないという事も頭に入れておくといいでしょう。

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