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初めてのアルバイトで学んだこと

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私が初めてアルバイトをしたのは、大学1年生の夏でした。


大学近くのレストランでウェイトレスの仕事です。


最初、「いらっしゃいませ」を言うのがすごく恥ずかしくて、なかなか大きな声が出ずに店長に怒られました。


少し慣れてきた頃、厨房に入ってほしいと言われ、調理補助の仕事もすることになりました。

30名ほど入るお店で、ランチタイムはすぐに満員になり、厨房は戦争のようでした。

それまで、たいして家の手伝いをしてこなかった私は、玉ねぎの皮むきもろくに出来ない状態だったので、他の人に一から全て教えてもらわなければならず、店長にはよく「バイトというより、花嫁修業に来たみたいだ」とからかわれました。


しかしその頃には、他のどのアルバイトの子よりも、大きな声と笑顔で「いらっしゃいませ」と言えるようになっていました。


そうして、だんだんと出来る仕事も増えいき、今度は、朝の開店の業務を任されることになりました。


朝一番に店長と店に入り、掃除をして、テーブルのセッティング、看板を出し、今日のメニューを黒板に記入、店で育てているハーブに水をやります。


ある朝、大学でお世話になっている教授が朝食を食べに入ってきました。

教授は私に気付いて笑顔で挨拶してくれましたが、私は教授が来たことで、あまりにも緊張してしまい、コーヒーをお出しする時、テーブルに少しコーヒーをこぼしてしまったのです。

幸い、教授にかかることはなかったのですが、真っ赤な顔で何度も「すみません!すみません!」と謝っていたのを思い出します。

店長は「一生懸命にやっているから失敗しても君は大丈夫だ」と笑って許してくれました。


私が大学を卒業する時、店長は私を客として店に招待してくれました。

そして、とっておきのメニューを作って、私の卒業祝いをしてくれました。

「嫁に行くみたいで寂しいなぁ。またいつでも食べにおいで」と言ってもらいました。


私は初めてのアルバイトで、仕事に対する姿勢、お客様への心配り、一緒に働く人への感謝など、本当に多くの大切なことを学ばせてもらったと思います。

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