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今まさに医療の現場で何が起こっているのか?

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ようやくロックダウンが解除されひと月以上経過しましたが、新たな感染者数が減っているわけでは決してありません。それどころかロックダウンをした時よりも感染者数が増えている都市だってあるくらいです。

当然患者数も増え続けていますけれど、医療の現場で起こっているある問題が、病院を利用する全ての人を恐怖と不安に陥れています。今回は、今医療の現場で何が起こっているのかについてご紹介いたします。

指定病院では医療関係者が必死に戦っている



新型コロナウイルスが日本に入ってきたのがいつかは定かではありませんが、どこから感染したのかと思うくらいにあちらこちらで感染者が見つかりましたね。

一人でも感染者が出ると、一緒に暮らしているご家族にも感染する可能性が高くなります。というのも自宅でマスクをして生活する人なんて、よほど感染したら困る持病を抱えていない限りはいません。

例え家族が感染していなかったとしても、症状の重さによって指定された病院へ入院をしなくてはならない人だっているでしょう。その場合にお世話をする看護師や医師は、自分たちがいつ感染するのだろうか?と思いながら治療に当たります。

新型コロナウイルスの恐ろしいところは、感染力が非常に強いという点と人によって非常に重篤な状況に陥る可能性があるという点です。さらに感染者の致死率も意外と高いところでしょう。医療関係者は常にその恐怖と戦っているのです。

また、どんな症状が出るものなのかについてもわかりにくかったので、医療従事者の多くは自宅へ戻らず何日も病院で過ごすという例もニュースには出なかったけど、あったようでした。

驚き!医療関係者への一般の市民の態度



新型コロナウイルスは風邪に似た症状が出る新たなウイルスでした。ウイルスに感染した方の中には重度の肺炎の症状が出たり、呼吸困難になってしまったりして命を落としてしまった方も多くいらっしゃいました。

これまでの治療薬では効果が期待できないので、世界中で治療に活かせる薬を見つけては治療に使うといった方法で治療が行われていたことや、どのようにして感染するのかがわからなかったために、感染したら死んでしまうかもしれないという恐怖を感じた方も多かったでしょう。

さらに、有名な芸能人の方がこの新型コロナウイルスに感染後、死去されたこともあって人々の新型コロナウイルスに対する恐怖がどんどん増幅されていきました。

その恐怖が人々の心を医療関係者やその家族へと向けてしまいます。本来なら自分が感染してしまったら、治療をしてもらうありがたい存在なのに、医療関係者だから近寄ったら感染するのでは?という嫌悪感が勝ってしまったのですね。

結局、いつもは感謝している医療関係者やそのご家族に対し、排除しようとする動きが出たり、あろうことか医療従事者のお子さんが学校でいじめにあうなどの被害が出たのも事実です。

医療従事者はその時どのようにして過ごしたのか?



実際に感染者を受け入れる病院で勤めていた医療関係者の話によると、自宅へ戻ると家族に感染させてしまうかもしれないという恐怖から、自宅に戻らずに2週間ずっと病院近くの車の中で寝泊まりしたとかいう話が結構ありました。

自分が家に戻ると家族が周囲から白い目で見られるため、帰りたいけど帰れないといったこともあったようです。というのも、感染予防のプロである医療関係者の方々も、長時間仕事をし続けているので完璧に感染予防をしていても、感染してしまうかもしれません。

疲れが蓄積していると手順を間違えることだってあるかもしれないからです。愛する家族に会いたいけど会えないという不安と寂しさと戦いながら、苦しんでいる患者さんの命を救っていたわけですね。

そんな医療関係者への容赦ない心無い一部の人の問題行動に、「仕方がないとは言え辛い」と感じていたのは事実でしょう。しかももしもその人たちが感染したら助けなくてはならないのですから複雑な気持ちになったかもしれませんよね。

こういう劣悪な環境で働き続けていた医療関係者ですが、ここにきて仕事を辞めたいと考えている人がたくさんいることが明らかになりましたね。このニュースを見た方はどう思われたでしょうか。無責任だと感じた方もいるかもしれません。

過酷な労働とボーナス無しでやる気が激減



今回の新型コロナウイルスの治療にあたった医療関係者は、かつて経験したことがないほどの過酷な環境での長時間労働、さらに感染するかもしれないという恐怖と戦いながら治療にあたってきました。

寝られない日もあれば家に戻ることができずに、何日も病院や病院付近で寝泊まりをしてお仕事をされていた方もいたでしょう。そんな劣悪な環境の中で長期にわたって仕事をしてきたのに、待遇が上がらず悪化することがわかったらどうでしょうか。

恐らくそれを聞いた途端に転職することが頭をよぎるはずですよね。こんなことが実際に医療関係者の間で起こっているのです。必死に患者のために尽くして自らの危険も顧みずに働いたのに、それに対して何の恩恵も得られない。

さらに指定病院で仕事をしていたというだけで、地域内で差別されるなどの被害にあった方の中にも、医療に関わっていきたいと思って頑張ってきたけど、命を助けているのにこんな扱いされるのはごめんだ!と辞めた方も実際にいらっしゃいます。

確かに患者の数はかつてないほどいるのにボーナスが出ないって何?と思うでしょう。でも今回の新型コロナウイルスは何もかもが特別でした。

しかし落ち着いてくればボーナスという形意外の金銭で報酬が出る日がくるかもしれません。でもそれ以上に、地域内の差別や家族への差別といった非常識な行動をとらず、ありがとう気を付けて!という気持ちで接することはいつでもできます。

まずは命を守ってくれる医療関係の方々に対する感謝の気持ちや態度を、一般の人が示すことで「医療関係に進んで良かった」とやりがいを感じてもらえるような環境を作ってあげられると良いかもしれませんね。

まとめ



今回は、新型コロナウイルスの影響によって、医療関係者の中に退職を希望する方が増えてきているという事実、そしてこれまで医療関係者がどのような環境で仕事をされていたのかについてをご紹介いたしました。

人は未知のものに対しての恐怖心を持たずにいられない生き物かもしれませんが、万が一自分が感染してしまったら医療関係者の方に治療をお願いするしかありません。そしてそれは専門知識を習得した人にしかできない尊いことです。

地域社会が医療関係者の方々やご家族に対して、差別や区別といったことをしないように気を配ってあげることも必要なのかもしれません。もしも自分が!家族が感染したら?そうひとりひとりが心に思って接することの大切さをもう一度考えていきたいですね。

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