ハローワークを通さず応募したら有利？それとも不利になる？

就職活動をする時にハローワーク、いわゆる職業安定所などを使って就職先を見つける方もたくさんいらっしゃると思います。でもふと「この募集にハローワークを通さないで応募したらどうなるだろう？」なんて考えた事ありませんか？

今回は、もしもハローワークで見つけた募集に、ハローワークを使わないで応募したらどうなるのかについてを、簡単にではありますがご紹介していきたいと思います。

ハローワークに掲載している募集に応募したら不利になる？

結論から言うと、ハローワークを通さないで応募した場合、不利になる場合と不利にならない場合の二通りがあります。例えば不利になるのはその企業がハローワークにしか募集情報を提供していない場合です。

当然他には募集はしていないのですから「どこでこの情報を見ましたか？」と聞かれるでしょう。その時には「ハローワークで見たけど個人的に応募しました」と正直に言わなくてはならないでしょう。

言いにくいですよね……。不利にならない場合というのはハローワーク以外に募集広告を掲載している場合です。この場合は別の求人サイトなどで見た事を伝えると良いですが、その募集広告をどこで見たのかを聞かれたらちょっと困りますよね。

この事からハローワークに掲載されている情報にハローワークを通さずに応募する事は、決して良い事だとは言い難いです。つまりできればハローワークの求人情報はハローワークを通して応募した方が良いという事になりそうです。

でもどうしてハローワークを通して応募した方が良いのかについてを二つばかりご紹介いたします。ではハローワークを通した方が良いケースと、ハローワークの上手な活用法についてをご紹介いたします。

ハローワークを通さないと不利になるケース

不利になるケースはハローワークを通さないといけないという募集の場合です。どういう事かというと、企業側が人を雇う事で助成金を受ける場合ですね。この場合はハローワークを通さないと助成金が受けられない事があるのです。

この場合は当然ですが、ハローワークを利用して応募してきた人が最優先になりますから、個人で、つまりハローワークを通さないで応募した方は最初から『対象外』という事になってしまうわけなのですね。

なので応募しようとした企業が、雇用に対しての助成金の申請を行う場合には、ハローワークを通さないと採用されないので、この場合には必ずハローワークを通して応募する必要があるわけです。これがハローワークを使った方が良いケースですね。

また、ハローワークには職業訓練を受けられたり、資格の取得をサポートしてくれたりもするので、上手に活用して少しでも自分に有利になるように利用した方が良いですね。

逆言えばハローワーク以外にも求人情報を掲載している場合は、ハローワークを通さなくても不利にはならないという事になるわけです。

ハローワークの職業訓練を上手に活用しよう！

ハローワークそのものをフルに利用して就職活動を行うのも良いですが、ハローワークは一担当制ではありませんから、その都度担当者が変わってしまって、行くたびに同じ事を聞かれたりすると辟易してしまったりする方もいらっしゃるでしょう。

そんな時にはハローワークの職業訓練を上手に活用し、少しでも有利になる資格の取得をして助成制度を上手に活用しましょう。資格の取得や講習会への参加をする事で、幅広い就職活動ができるようになるからです。

資格の取得だけをして個人的な就職活動をしても問題は無いのですから、自分が納得できる使い方をすれば良いのです。ちなみにハローワークの職業訓練を受けたからといって、就職活動にハローワークを利用しろという強制的なものではありません。

なるべくならという意味もあるので、自分が納得できる職探しがしたいなら何も必ずしもハローワークを使わなくても良いのです。ではハローワークを通さないで応募する時にチェックしておきたい事をご紹介いたします。

どうしても通さないで応募する時にチェックしたい事

まずはハローワークに掲載されている求人情報が他の求人サイトにも掲載されているかどうかをチェックしましょう。同じ条件で検索をしてみれば簡単にわかりますので、必ずチェックをして複数の求人サイトに募集をしていれば通さなくても大丈夫です。

先ほど説明したようにハローワークのみの場合は助成金の申請のため、ハローワークが紹介した方以外は受け付けてくれない可能性が高いからですね。そしてもう一つチェックしたいのが、その会社がどのくらいの間募集広告を掲載しているのかどうかですね。

これはブラック企業かどうかをチェックするためです。ブラック企業の多くは長い期間募集広告をチェックせず、掲載しっぱなしになっていたり採用してもすぐ辞めてしまうので、延々と募集をかけなくてはならない事が多いため、長期間募集広告が出ているところは避けます。

頻繁に出したり消えたりする企業も人の出入りが激しいためなので、できれば避けた方が良いでしょう。これらを気を付けてチェックすれば就職してから後悔しなくて済みますので、面倒ですが調べてか応募するなどをしましょう。

まとめ

今回はハローワークを通さないで求人に募集したらどうなるのか？不利になってしまうのか？それとも不利にはならないのかについてをご紹介いたしました。結果的には掲載内容によっては不利にもなるし、不利にならない事もあるという事がわかりました。

就職活動を少しでも有利にしたいと思うなら、職業訓練を上手に活用したりしても良いですね。この記事がハローワークを通すか通さないかで悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。