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私が勤めたイベント製作会社の良かった点と悪かった点

  • 投稿日 : 2012-02-29
  • 投稿者 : ながとしさん(50代男性)

総合評価

  • 2.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

私は元々九州でイベント関連の仕事をしていたのですが、音響機器メーカーからの依頼を受け、九州の佐賀県に新規オープンした観光ホテルの宴会場や屋内型プールの演出担当ということで派遣されていました。転職のきっかけは、たまたまそのホテルの演出用レーザー設備の施工、保守で入っていた東京のイベント製作会社からの誘いでした。

口コミ・体験談

九州に田舎のホテルで働いていて東京の会社から誘いを受けたんですから、認められたという気分になり嬉しかったですね。それにもともとイベントの仕事が好きで、しかも当時としては最新鋭のイベント機材を扱えるんですから、やる気100%ですよ。猛烈に働きましたね。給料もまあまあ良かったし。

仕事の中心は、日本全国を飛び回り、コンサートツアーやお祭りイベント、花火大会のレーザー演出、さらに全国のテーマーパークのレーザー設備施工、保守と、一年なんかあっという間でした。ですが、仕事自体がおもしろい割りには、この業界を希望する若い人はあんまりいませんでしたね。私みたいな本当に好きな人が働いているという感じです。

アルバイトを希望する学生なんかは多いんですがねぇ。たぶんその原因はおもしろいけど、やたらときついことだと思います。なにしろ、本番の成功が最優先される世界ですから、残業手当もいいかげんだし、夜10時にイベントが終わって撤収作業、それからトラックに機材を積んで、そのまま次の現場へ移動なんて当たり前ですからね。ですからアルバイトの若い人達にとって本番中が休憩時間みたいなもんです。みんな床に落ちたボロ雑巾みたいになって爆睡していましたよ。(笑)

この業界のデメリットは時間が不規則なこと、みんなが休む日曜、祭日は絶対休めないこと。歳をとって生き残れるのは、それなりのスキルを見につけた人、才能がある人です。ですから、40歳前後で広告業界やまったくの異業種に転職していく人も多いのが現状です。やっぱり職人の世界なんですね。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

東京の本社で2年ほど働いた後、会社が九州支店を作り私はそこの店長として福岡に戻りました。ですが、それから1年もしないうちに、大阪支店に技術者の欠員が出たとの理由で転勤命令が来たんですよ。

私は九州人で大阪の水は合わないと決め込んでいましたからね。結局断って退職してしましました。まあ、人生なんて先がどうなるか解りませんが、あの時素直に大阪に行っていれば今頃どうなっていたのかなあとも思いますね。

ですが、その後すぐに日本が不況になって、イベント業界は逆風の波にさらされ中小の広告代理店、イベント製作会社は解散や廃業に追い込まれました。
やっぱり、就職を考える時は、その会社の将来性も調べてから決めないといけません。私みたいに40歳を過ぎてから路頭に迷うことがないようにね。


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