超パワハラな社長がいる会社に勤めてしまい、次の勤め先がないまま辞めました。
毎日毎日ハローワークに通って、大きな会社の求人がないか探しました。
家族でやっているような会社は前回でこりごりです。
大きな会社ならば、そんな上司がいたとしても、その上に報告ができますから。

受付事務の仕事です。
タクシー会社なので、お客さんからの電話を受けて注文をとります。
前職で使った市内地図がとても役立ちました。
しかも地理に詳しいので、係長に褒められました。
周囲は全員男性でしたが、みんな優しい方々ばかりでした。
何年かすると、コンピューター導入で、タクシーの現在位置がＧＰＳで手に取るように分かり、お客さんからの電話が来ると(非通知設定のお宅はダメですが)コンピューター画面の地図に、お客さんの家と、そこまで行く説明がでてきます。
他の男性社員たちは年齢がかなり上でしたので、ＰＣには疎く、まともにいじれるのはわたし1人。
説明分はほとんど私がヒマを見つけては入力していました。
多少いじれる方もいらっしゃいましたが、とにかく文章が下手で、読みにくくて仕方なく、それも入力し直したりもしました。
新潟県内では有名な企業の子会社でもあったので、とてもしっかりした会社で安心して働く事ができました。
前職の会社とは雲泥の差がありましたね。
タクシーは24時間営業ですが、私が女性だったので、勤務時間は8時〜17時。
男性は泊まり勤務をやっています。
当時お世話になった課長が、この春に難病で亡くなったのはとても悲しかったです。

電話交換手のライセンスを持っているし、スキーの大会や選挙のウグイス嬢を経験していたので、中には電話応対が苦手という人も少なくないですが私は好きでした。
お客さんとの僅かな会話も楽しかったですね。
どうしても人間は間違いをやらかしますが、ここの人達はそれを決して怒らないのです。
『うんうん、今度気をつければいい。』と優しく言ってくれるのがとても嬉しかったです。
前の職場は取るに足りないようなことでもイチイチ怒鳴られていましたから。

事務仕事ですので一日座りっぱなしです。
結局それがもとで坐骨神経痛になってしまいました。
現在は立ち仕事なので、神経痛もあまり出ません。
私が在籍していた後半に事務所の一番の上司は、午前と午後に必ずイネムリをする方で、自分のイビキで目覚めていました。
乗務員にはイネムリをするなと朝礼で言いながら、自分は気持ちよくお眠りあそばし、配車しなければいけないのにそれをしない事がしょっちゅうでした。
注意していて起こしてしまったミスなら、私もしょちゅうミスをして周囲にフォローしていただくので全力でフォローしますが、居眠りをしてのミスは見て見ぬフリを決めこみました。
今はその方は嘱託になったので、こんなこともないと思いますが、幹部社員はそれを知らないようでした。