もともとは引き抜きにあいました。当時、別の会社で部門を任されそれなりに責任も発言権もあったのですが、どうしても関西だけの限定エリアの会社であるのと、同族会社を脱却できない体質を持っていたため、いずれ転職をと考えていたころ、当時付き合いだした友人が転職先の会社の社長になったためそれが御縁で引き抜かれました。、

この会社は当時は日本の中古車業界で革新的な販売形態で全国展開をはかりましたが、オーナー社長の特別背任容疑で急激に業績が悪化したところを、別の自動車関係のソフト会社が買収しました。その買収した当時の社長が友人であったために転職した次第ですが、彼は１年半で辞任したため、同様に会社を辞めようとしたのですが、親会社からの慰留や自分が仕掛けていたサービス工場の立ち上げがいまだ道半ばであったため残留しました。そのご、何度かの親会社の変更に次ぐ変更で、会社名も激しく移り変わりました。多分１０年もたたないうちに７回オーナーが変わったのではないでしょうか。この中には有名なホリエモンも入ります。そうです一時わが社はライブドアの傘下にありました。ほんの短い間ですが社員全員が夢を見た一番いい時期でした。ライブドアがあのような事件を起こしたり、また堀江社長自身が刑務所に入るようなことが無かったら、当時のわが社の社長も早死にすることは無かったでしょう。昨年の秋、失意のうちに他界されました。現在は変遷に次ぐ変遷の会社ですが、今のオーナーになり安定しています。現在の社長も生え抜きの社員からなっており、利益もさせるようにはなったのですが、営業本部をまとめる人間が最低で、社内に自由な空気が何にもありません。自由な発想が生まれるような土壌もなく、笑い声さえ立てられないような社内の空気です。上にへつらい、下に厳しくかつしたを自分より劣ると考える傲慢な人間が営業のトップにいる限りこの会社はダメでしょう。若手の社員が段々と、それも中堅社員が辞めていきます。

入社した当初は、サービス工場を全国に中古車販売拠点に作ることを目的に動いていましたので、関西の２店舗、千葉、横浜、札幌、新潟、仙台、仙台南というように全国を飛び待っていました。工場そのものも、人も一からの部門の立ち上げだったのです。最初の２年間は慣れない関東の人間の考え方に翻弄されながらの毎日でした。当時の営業のトップが関東の人間で同じようにこの会社の立て直しのために転職したもの同士でしたが、元いた会社から大勢の営業マンを引きぬきし、この会社でも数の力で私に対抗しつぶそうとしていました。でも私にはサービスのメカニックに皆な味方におりましたので、負けずと頑張ってました。サービス工場０の会社からサービス工場が全国で７つの会社に。車検台数が０から年間入庫台数５０００台を超えるまでにやってこれた時は最高でした。

知らず知らずに敵を作ってしまう、この自分の性格が疎ましいです。本当はもっと仲良くやれば、もっと早くいい会社に、いい職場になっていたのでしょうが。少しでも攻撃されると全く駄目で、すぐに向きになってしまう性格なのです。多分、気が小さいのでしょうね！もっとフレンドリーに話してくれたらと思うのですが、なぜか反抗心を起すような言葉や態度を投げかけられることが多く、知らぬ間に敵がいます。もちろん味方が全くいないわけではなく、理解してくれる仲間や部下、同僚も多いのですが、反対勢力を作るボス的な存在の人間とどうしてもソリが合わずに困ってしまします。相手の力量をもっと見極めて、いや見極めなくてももう少し頭を低くしていれば良かったのではと反省しています。