この業界に入り、もはや30年以上になりますが、バブル全盛期となり車やモノが溢れ　それに伴い保険の需要も高まり　業界も高度成長の段階で
生き生きとし　会社の成長を目の当たりにし　すごくやりがいのある仕事だったから。

現在の保険業界は　少子高齢化に伴い　自動車に乗る人口が急激に増え　業界の基盤であった自動車保険の重要が撃沈し、そんな中で外資系や通販の
保険会社との狭いシェアの中での顧客の取り合いにより疲弊し、それに追い討ちをかけるように　様々な自然災害が発生し　保険の支払い件数が増え、そのための
財力を保つために　下請けとなる代理店の手数料を、５〜６年前より２〜３割カットし　また、小さい代理店では５割カットまでし　そのために経営が苦しくなった代理店は
廃業に追い込まれ、その廃業した代理店の顧客を保険会社が取り込み直販し　これから10年で今までお世話になった代理店を　会社の経営のお荷物だからと
理由で　ほぼ全店配上に追い込み　保険会社の生き残りのために直販型に変更していくような雲行きになっております。顧客のためにと言いながら、まずは
生き残りをかけて　保険料の値上げを毎年行い、ますます　これからの若年層から保険離れを生み出すようなことを行い、また、支払いをカットするために
街の修理工場に乙力をかけ　修理代を値切りまくり　表と裏では　天使と悪魔ぐらい違う実態の業界で　そんな中で仕事をしていく上で　自分が二重人格かと
思うようになり　甚だ疲れております。　

やりがいは　やはり保険業界なので　事故があった顧客から　大変感謝され　役にたてたこと、また、いろいろなアドバイスを聞き入れてもらい、その結果がいい方に
展開し　顧客と喜びを共有できた際の満足感が、また次の難間が現れた時の自身につながり　さらに自分自身が進化、進展していくのを感じて充実感を
持ったときです。また、それが自分の人生の励みにもなり、こんな自分でも便りにしてくれてる人がいることに喜びを感じ、自分の存在感を確かめれたときです。

毎日が　「｛こうだったら良かった」の繰り返しのようでありますが、やはり　会社サイドの考えを元に　われわれは仕事をこなして行かなくてはならないので、
たまには　顧客サイドで行動や発言をしてあげたいことが　やまやまあり、もっと　こうしてあげたら良かったとか　こうしてあげたいのにって思うことが、やはり利益優先社会の業界ですので
がまんして　そのように実行できないところがあります。例えば、お客様サイドの考えを重視すると　それは会社の意に反する事も（それだけ支払いが増え、
業績が悪化する元となる）、こうだったら良かったは　心の中にぐっと押し込めて　決して実行に移せなく　もやもやとわだかまりが残り　それによりストレスも貯まる。