ダブルワークだったので、シフトが自由に選べて時給が高く、福利厚生もあり社会保険に加入出来て、オフィスワークであることを優先に無料の仕事情報誌で探していました。
以前にもテレコミュニケーターの仕事をしたことがあり、仕事は大体わかっていたので出来るだけ似たような職種の企業を探しました。

シフトで自分の好きなように時間を調節出来たので、時間を有効に使えました。また、時間が来たらその後は誰にでも引き継ぎが出来たので、残業もほとんどなく次の仕事へ支障も出ずに済みました。駅から近く通勤もとても便利で、オフィスでのPCと電話仕事だったので、夏は涼しく冬は暖かい場所で仕事が出来て快適でした。
事前に研修期間が１カ月ほどあり、ロープレもしっかりと行って頂けたので、実際にお客様とのやり取りをすることになっても動じることなくスムーズに電話での業務は行うことが出来ました。
PCを使って、電話でお客様とやり取りしながらの作業なので、同時にいろいろなことをしなければならず、電話が終わっても事後作業がなかなか終わらず、完璧に仕事をこなすには時間がかかりました。また何事もマニュアルに沿って業務を行うので、自己判断で処理が出来ずに戸惑うことも最初は多かったです。
電話内容も常に録音されており、ランダムにその業務内容を聞かれて評価されるので、常に気は抜けず、言葉遣いもいつも気を付けていました。
慣れてきたころからノルマのようなものも発生して、その分昇給もしますが、常にプレッシャーを感じるようになっていきました。

顔の見えないお客様と電話でのやりとりだったので、声や話し方を出来るだけ好感をもって頂けるよう努めました。
お客様の立場に立って考えて、なるべくお客様のご意見に沿えるようにこちらが調整すると、その苦労をご理解いただけたお客様からは「ありがとう」と感謝の言葉をかけられ、時にはねぎらいのお言葉を頂いた時には頑張って良かったなと嬉しく感じました。
上司からも成績を評価されて、昇給した時は次も頑張ろうという気持ちになりました。

とにかくマニュアルだらけで、仕事内容は簡単なのにマニュアルのせいで難しく複雑になってしまっていました。
業務の内容よりも、いかにマニュアルにそって出来たかばかりを評価されることもあり、何の仕事をしているのか分からなくなることもありました。
また、お客様との対応で問題が発生しても、上長はずっとそばで聞いているだけで対応を変わってくれず、誰も頼れなかったときはとてもつらかったので、もっと上司が対応してくれる会社なら安心して部下も働けるのにと常に思っていました。
おそらく上司も数がコミュニケーターと比べてとても少なく、フォロー体制が整っていなかったからだと思うので、フォローできるくらい上長をそろえて欲しかったです。