マッサージが好きで、半年間マッサージを学ぶため、学校に通いました。
やはり、就職活動していた当初はリラクゼーション中心のマッサージの仕事を探していました。
ただマッサージ業は深夜勤務が多く、なるべく日中に終わる事のできる職場を探していた時に見つけました。
そのサロンは、そこまで大きいサロンではないようでしたが、サロンの活動的には私に合っているかなと思い、半分はダメ元で応募した所はありました。
サロンからの面接の電話もそこまで本命という訳ではなかったため、まずは自分なりに受けさせていただこうという気持ちでした。
また、面接の当日もそこまで緊張はすることはなく、ただ「エステサロン」に入った事が無かったので、そう言った面での緊張感はありました。
面接を受けた際の店長や従業員の方々の綺麗さや人間性がとてもよく、話をしているうちに、今までの「エステサロン」のイメージが変わりました。
そして、まさかの「採用通知」
美容など今までかけ離れた人間だと思っていたため、採用の連絡に戸惑いはありましたが、これもなにかの縁と言うことで勤務を決意しました。

福利厚生と勤務実態以外は最高の職場でした。
きっと今までで一番の充実感を得られた職場と言っても良いかもしれません。
年齢的にそこまで若くないが初心者の新人ではありました。先輩は皆年下ではありましたが、しっかりと新人として教育してくれる所、また年上という面で、気づかってくださる所もあり、先輩方にはご迷惑をかけたなと思います。
入社当初はマッサージを学ばせてもらい、基礎の基礎が身に付いたらOJT、マッサージは何事も経験なので、実際にお客様に入らせていただき身につける。という感じでした。
ただ、もちろんお客様に不快な気持ちをさせないよう、練習は空き時間には必ずしていました。
退職後に気付いたことですが、このサロンのマッサージ技術はとても高いものだった。ということです。
私が他社のマッサージを受けたとき「あぁここをもっとこうすれば」とか、いろいろと感じてしまう点があり、その点を全てふまえてたのが、
先輩方のマッサージだったのです。
残念な事に、あれ以上の気持ちの良いマッサージは見つけられないのが現実です。
やはり、エステ業はサービス業、いわゆる「水商売」になるかもしれません。
そのため、福利厚生はそこまでいいものではありませんでした。ただ、この業界で珍しく週末に固定で店休日が決まっているところはやりがいにつながるため良いなと思いました。

もちろんお客様が喜んでくださった時です。
一人の気難しい、いつも店長を指名のビップなお客様がいらっしゃいました。その方はたまにリフレクソロジーを美顔の際に注文されるのですが、新人の私が入る機会が。
もちろんどういったお客様かというのも把握した上で、施術に入らせていただき。いつも通り、ただ精一杯施術させていただきました。
最後、全ての施術が終わり「脚のマッサージをしてくれたのは誰？」と聞かれ心臓が飛び出るかと思いました。不快にさせてしまったんじゃないかと。
するとお客様が「本当に気持ちよかった」と。全身の力が抜けるのを感じました。
お客様が帰られ、先輩方がまた嬉しい一言を。「あのお客様は滅多に褒める事ないよ。」と。
その一言で、また気持ちが引き締まりました。

福利厚生ともっとオープンに。
福利厚生を少しでも今よりも充実させることは大きいなと思います。
また、先輩方は５年以上の勤務経験はあるものの、それ以降が続いておらず、私の視点から感じたことではありますが、「家族に近いつながりがあること」
入ってから退職するまで、切っても切れない感情がこれでした。
既に出来上がっているこの強い繋がりの中にどうしても入る事ができなかったということ。
入社当初、そして退社前にも言われた事で、これではとても新人が続けるには厳しいなと思ったのがそこでした。
また、系列店舗へのヘルプで働く事。ただでさえ少ない休日や休みの時間に、イベントが重なる日がありました。
その際の給与体系については書けませんが、「エステティシャン」であるのになぜ？と思った事は多々あります。
先輩方は他の企業を知らないため、疑問を持ちつつもしっかり働いてきたかとは思いますが、他の企業の経験がある私には慣れるにはとてもキツいものがありました。
一日の労働時間や内容を考え、休みは休み、きっちりとエステの仕事に集中できる環境を作ってあげる事が今後、従業員が継続して働けるのでは無いかなと思います。
本当に素晴らしい職場環境なので、この点を改善できたらなと感じました。