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カクテルと接客の基本を学べた、忘れられない職場

  • 投稿日 : 2015-06-29
  • 投稿者 : よしまるさん(40代男性)

総合評価

  • 4.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

バーテンダーの専門学校を卒業した後、カクテルの仕事に就きたかったので、電話帳で一軒一軒電話しまくりました。当時もバイト情報誌はあったのですが、漏らさず連絡したかったので使いませんでした。電話するたびに断われ続けた中で、唯一採用してくれたお店でした。

口コミ・体験談

最初はバイトから入り、適性を見られました。それ以前にも飲食で接客はやっていたのですが、ダイニングバーですので、丁寧な接客や知識が求められます。新人バイトでもそれは絶対でした。専門学校で学んだとはいえ、現場に入ればそれも活用できませんでした。とっさの対応力が求められるため、最初の頃はお客様を不快にさせることもしばしば。

3か月ほどして、ようやくカウンター業務に入れました。当然ですが、初めはグラスの洗い物や片づけなど。まずは店長の動きを見ながら、動きを見逃して怒られたりもしながら、コツコツと学びました。ある日なんかは、すごい混んでる時にもたもたしてしまい、店長から「お前もう帰っていいよ」と言われたこともありました。まあ帰りませんでしたが。そして開店直後で暇なときや閉店後は、シャイカーの振り方、ミキシングのやり方、ボトルの取り方、提供の仕方、試飲など色々教えてもらいました。

そんな中で半年後に正式に社員として認められ、生まれて初めて月給制の仕事に就くことができました。教わる内容は変わりませんでしたが、カクテルの味を追求するため、毎日のようにテストが行われました。丸氷(ロック用にアイスピックで掘られた球状の氷)の作り方や、味の組み合わせ方、お客様対応など、さらに突っ込んだ知識を学びました。常連様を紹介してもらい、オリジナルカクテルを試飲していただくといったこともしてもらいました。

やがて技術を認められるようになり、バイトから数えて一年後にバーチーフ、店長へと昇格しました。こうなってくると、カウンター業務を離れ、数値管理やメニュー作成、従業員教育などの管理業務が中心になっていきました。年齢も若くなかったためにオーナーは早く店舗業務を教えようとしてくれたようです。

やりがいを感じたところ

ありきたりですが、カクテルを召しあがった方が「美味しかったです」と一言残して帰られた時が何よりも嬉しい瞬間であり、やりがいを感じる時でした。なぜなら、お客様は正直なので、まずければ残して帰ります。その際は、「ごちそうさま」とだけおっしゃって帰ります。残っている量によっては、かなり落ち込む時もありました。そんな時は、同じ条件で作り直し、店長が試飲、何がいけなかったかをアドバイスしてくれました。猛練習して改善し、次回いらっしゃったときに店長がそのお客さまにお願いをして飲んで頂きます。そこで「うん、美味しい。頑張ったね。」と言われたりすると、その場で泣きそうになりました。店長はストレートにほめない人でしたが、そんな日の閉店後には、「好きな酒をおごってやる」とか「美味いバーがあるから今から行こう」と誘ってくれたりしました。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

残念ながら勤務3年目に閉店してしまいました。経営の基本もよく分かっておらず、名ばかりの店長でした。その後、様々な業態で店舗責任者を経験したので、当時よりは店舗運営がわかってきました。今の知識があれば、経費の削減や、集客方法・メニュー内容の改善、従業員教育の徹底など、たくさんできることがあったなあ、と考えます。残念ながらオーナー(前店長)は、30代で亡くなり、今となっては一緒に再建することも叶いません。今は私も様々な理由から、別の業種で働いており、飲食自体から距離を置いてしまっています。もしも将来設計がうまく組めたら、定年後に小さなお店をやれたらという思いがあります。数々のレシピを復活させ、オーナーの遺志を少しでも継げたらという思いは持っています。


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