引っ越してきたばかりで仕事を探している時に、新聞に求人のチラシが入っていました。私は集団行動が苦手で、何人かでする仕事はしたくありませんでした。チラシには１日の業務工程を自分で決められる事と、一人で動ける事が載っており、それがとても魅力的だったので選びました。

仕事は、不動産業の管理物件を巡回して掃除、公共の場所（ろうかや階段）の電気の点検が主な業務です。物件によっては、不法投棄のゴミの処理や水道の検針もあります。一日6時間程度で3〜4件の物件を廻るので、時間もゆったりしています。自分の車を乗り入れるので、車好きな方は、ゴミ等をのせるのには抵抗があると思います。気にならない方には、自分の車なので、好きな音楽を聞きながら仕事場を移動できるのも魅力です。巡回の他には、マンスリーマンションの入居前のセッティング・入居後の清掃とクリーニングがあり、こちらはかなりハードな業務内容です。清掃に不備があればやり直しの指示がでます。急遽、入居が決まれば、巡回の予定は後回しにしてこちらを優先させます。ガス・電気・水道など、入居前に使用のための立会もあるので、時間の管理も重要になってきます。しかし、慣れてくると、間に合わなくても連絡を入れておけば、先に始めてくれるので着いた時には既に終わっていることもあり、キッチリしたところばかりではないので、融通がきいてやりやすいです。ただ、マンスリーマンションの家電やベットなども、部屋の希望があれば移動させるので、１人でするのはとてもハードです。時間内にセッティング出来上がった時には充実感が半端なくあります。

最初は、管理物件の巡回だけだったので、1週間に1回程度の巡回で物件の階段や駐輪場・ゴミ置き場が綺麗に保たれているのが嬉しいです。建物自体の損傷も報告をした後、担当者がオーナーに報告をして修理された時には、よかったと安心します。マンスリーマンションでは、短時間でも綺麗に清掃ができ、いつでも入居ができる状況にしておくと、「急な契約にも慌てないで契約する事ができた」と担当者に言われた時には自信になります。

マンスリーマンションのセッティングも、基本一人での業務になります。時間が無い時とか、部屋の移動をする時には、2人態勢でできればもっと、隅々まで気を配って掃除やセッティングができると思いました。人数が多すぎても作業をするには狭いので、2人が最適だと思います。契約から入居までの日数が、最低2日と決まっていれば、もっと、楽に出来たと思います。部屋の移動は、体力的に若い時でないと難しくなるので、外部か、もしくは、移動専門のバイトを雇ってくれれば、長くこの仕事を続けることができたのにと思います。しかし、マンスリーマンションでは、契約をとる社員もひとりだったのですが、とても頑張って、部屋が空く事なく次々と契約をとっていたので、こちらも頑張らないとと、パートと社員の連帯感がありよかったです。