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女の子憧れの職業、雑貨屋さん。やりがいはあるが長く続けるのは難しい。

  • 投稿日 : 2015-07-14
  • 投稿者 : hinako さん(30代女性)

総合評価

  • 4.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

前職が販売だったため、販売の経験が生かせる仕事がしたかったことが一番の理由。
次に、給料は少なめでも自宅から通える距離であるため実質の手取りは確保できること。最後に、雑貨店という可愛らしい空間で働くことへの憧れがあったため。

口コミ・体験談

雑貨店といえばギフト。贈り物が必要になる母の日、クリスマス、ホワイトデーが一年のうちで最も忙しい時期となる。
お客様の流れを見ていて興味深いのが、男性と女性の購入時期の違いだった。イベント当日が近づくにつれて客足が伸びるのは男女共通だが、女性はイベントの一か月前から贈り物を買いに来るのに対し、男性は前日と当日に集中して来店する。特に男性がお返しをするホワイトデーは顕著で、普段は女性客が来店客のうちの9割を占める雑貨店でも、ホワイトデー前日は男性客で溢れかえっている。
本命の彼女へのアクセサリー、高校生の男の子が彼女へお返し、職場の同僚へ、父から娘へ、色んな種類のお返しがあるがみな前日に買いにくるのである。これはとても興味深い習性だった。
ただ一つ例外があって、職場の女性陣から10~20個ほどの義理チョコを貰う既婚男性は奥様と一緒に比較的早い時期の休日にあたりさわりのないもの(食品や入浴剤などの残らないもの)をまとめて買いにくる。女性がからむと準備が早くなる傾向がある。

このようにお客様の購買動向を観察しておくと、一番必要な時期に必要な分だけの商品を準備する手助けになった。
細かく見ていくと、一年のうちで月に一回は贈り物の必要なイベントがあるため、雑貨店では以上のホワイトデーの例のような客足の把握と必要な商品の準備を繰り返し行っている。この作業は年々ノウハウが蓄積されていき、毎年毎年パワーアップしていけるため、とてもやりがいがある。

やりがいを感じたところ

・基本的に少ない人数でお店のオペレーションを回すため、大手と違って分業体制ではなく一人一人が全ての業務(レジ業務、発注、検品、売り場作り、掃除等の雑務など)を担当することになる。ただ言われたことだけをやるのではなく、一人一人がお店の一日の流れや人員配置を頭に入れて適切に動くように考える必要があり、効率よいオペレーションのためのアイデアもどんどん提案してもよいところにやりがいがある。

・1~2年勤務して一人前になればひとつのカテゴリー(アクセサリーや服など)の発注や売り場作りを担当者として任されることになる。売り場作りはある程度任されるため、売上げは担当者の腕に左右される。自由度が高く、非常にやりがいがある。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

正社員に求められるレベルが高く、正社員に昇格するのに3~4年かかる上、なれたとしても給料がかなり低いため、求められるレベルを下げるか、正社員の給料を高くするかのバランスが改善されたら良かった。

新卒でも中途採用でも、契約社員として入社することになる。入社したら全員正社員を目指して、年に数回の店長との面接を通して成長の度合いを確認する。全店共通の成長チェックシートがあり、ヒト・モノ・カネの大きく3つの分類に対してどの程度習熟しているかをチェックする。ある程度のレベルに達したら本社で面接をし、合格すれば次のステップへと進むことができる。ステップは私が退社した時点では契約社員1、契約社員2、正社員の3つのステップがあった。契約社員2までは順調に進むが、そこから先はかなり難易度が高く、余程のスキルと覚悟がないと進むことができない。
建前上は全員正社員を目指してはいるものの、女性がほとんどのため正社員昇格前に結婚や出産で退社したり、諦めて辞めてしまうスタッフがほとんど。2013年時点では産休をとれるのは正社員のみだったため、表向きは産休もとれて女性が働きやすい職場として地元メディアにも紹介されていたが、それは正社員になれたらの話。実際は本当に優秀なスタッフしか残ることができなかった。


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