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女性が労務職に就くということをよく考えさせられました

  • 投稿日 : 2015-07-27
  • 投稿者 : 寿子さん(30代女性)

総合評価

  • 4.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

務めていた会社が時間外労働が長く退職することになり、たまたま見ていたSNSのバナー広告に求人が掲載されていました。
労務職ではありますが、銀座という立地もあって荷物配達以外にも女性ならではのホスピタリティを重視した案内の仕事などもできるとあり、
時給も高く労働時間も短時間できっちりとしていたので選びました。

口コミ・体験談

仕事の募集としては、「荷物の配達の手伝いをしながら、外国人観光客の道案内や街の美化へ貢献する」といった内容だったのですが、
実際に仕事についてみると私の担当した場所は観光スポットからは離れていて、実質荷物の配達のみが仕事になっていました。
他の男性社員と同様の仕事をすることになったので、男性社員からは作業効率が良くないから当初はうとまれて、
お客様からも女性が重いもの持ってくるなんて任せられるの?大丈夫なの?よっぽど生活が苦しい事情があるの?などと偏見も持たれていました。
求人は女性社員の積極的募集だったので、私は世の中のその偏見のイメージを変えるために雇用されたのだと思って頑張る事にしました。
確かに雨の日は濡れるし、夏は暑くて日焼けして冬は寒いというきつい仕事ではありましたが、
荷物の配達の仕事はやってみると体力的には女性でも十分対応できる仕事でした。
ちゃんと仕事をやっていると、徐々に同僚や先輩からも、お客様からも信頼して貰えるようになり、
ジムなど通わなくても体力がしっかりついてスタイルもよくなるなんて相乗効果もあって仕事が好きになりました。
最初は個人宅や会社の住所や名前、気を付けるべきことを覚えるのに精いっぱいで大変ですが、
慣れたら毎日のお付き合いとなるお客様が相手なので楽しく続けられる仕事だと思います。

やりがいを感じたところ

毎日決まった区画を担当しての配達の仕事のため、仕事をはじめてからの期間が長くなればなるほど、
毎日のように顔を合わせるお客様が自分の事を覚えてくれて、親しみを持って接してくれるようになること。
コミュニケーションがしっかりとれるようになるとお店に配達に伺うときの時間の配慮や、高齢のお客様への気遣いなど、自然にできるようになりました。
荷物を運ぶ事は当たり前の仕事ではありますが、夏冬の外に出るのが辛い時期に感謝されたりすると本当に嬉しくてやりがいにつながっていきました。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

宅配便の荷物を運ぶのが仕事で、労務職で、それが当たり前のことではあるのですが、
女性であるがゆえに最大で30キロの荷物を運ぶのは大変なことでした。
繁忙期に大量の荷物がある時も、階段しかない建物に重い荷物がある時も、それは同様でした。
女性であることを理由にそれらを運びたくないわけではありませんでしたが、
配達員は各々別の区画を担当しており、他者には無関心で、助け合いの精神はありませんでした。
手伝う事が自分の収入につながらないからそうなのですが、もう少し互いをサポートし合うことについて重視して欲しかったなと思いました。
雇用条件には英語等の外国語が使える事を歓迎していたのですが、
実務で使う事は殆どなかったのでスキルが活用できる場所や職務内容であってほしかったです。


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