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やりがいはとってもあるのですが危なかった!

  • 投稿日 : 2015-09-12
  • 投稿者 : クッキーママさん(50代女性)

総合評価

  • 3.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

就職氷河期で新規採用がほとんどなく困っておりました。他県で就職するはずでしたが、父親の病気入院のため実家に帰って就職をすることになりました。
結局、就職先が見つからず、叔父のコネで全く畑違いのところに入れてもらいました。同期の新入社員は、コネばかりの人でした。

口コミ・体験談

当時山梨の大学を出て、県外の就職を探しておりました。
就職状態は全体的に氷河期。新規採用をしないところがほとんどでした。
そんな時、父が病気で倒れたものですから田舎に帰ったのですが、就職した会社までの通勤時間が2時間近くかかり、始発の列車でないと間に合いませんでした。
また残業続きで帰りが遅く、最終に間に合わないこともありました。

仕事は、血液検査。
個人病院など検査設備の無いところからの血液検査や、各企業の集団検診の血液検査、学校からの集団検尿などを、検査技師の助手という名目でたずさわっておりました。
今思えば、本当に危ないことを!手袋もマスクもつけず、よく無事でいたなあと思います。

血液は新鮮なうちに検査しないといけませんし、病院から緊急検査が来るのは当たり前ですので、残業がつきものでした。
危険手当てもなく、今とは比べ物にならないほど危機意識が乏しかったと思います。
助手の立場の社員は、専門知識がない者ばかりですので、もう少し職業の危険性、感染への防御や注意の啓蒙、勉強会が必要だったと思います。

よかったことは、命の重さを感じるようになったこと。
命を支える仕事をしているという、プライドをもって働けたこと。
沢山の症例に接して、心と体の神秘にふれることができたこと。

それらの経験が、今に役立っていると思います。

やりがいを感じたところ

自分のかかわる検査の結果一つ一つに、一喜一憂して待っている患者さんがいると思えば、本当に真剣に取り組むことのできる仕事です。
事務職ではわからない、現場の緊張感も経験しました。裁判にかかっている案件もあり、赤ちゃんの親子証明もあり、血液が語る広さを実感しました。
資格もないものが傲慢な口をきくことのおそれを学んで、やりがいのある仕事でした。
結婚を機会に退職しましたが、いまだに検査をしている夢を見て飛び起きることがあります。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

民間のセンターですが、分析機械は最新のものが入ったいますし、手作業によってもそぐに覚えられますので、2,3年も同じことを繰り返しやっているとデーターも専門的に
読めますし、血液を見ただけで大体の結果を予想もできます。

そこに学校でたての検査技師が来ても、一通り覚えるまでは助手の指導を受けています。
しかしこれは、資格を取って頑張ろうとしている方を、つぶすことになりました。
やはり、責任者が教え育てるのがよかったと思います。

検査をする社員たちには、命を扱う特別な仕事であること、意義と価値や危険性などの勉強会があれば、もっとよかったでしょう。
そして、自分の命も大切に、感染しない予防を教えてほしかったと思います。
また、二交代制ぐらいで残業に当たれば、助かったと思います。


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