仕事情報誌に記載されていた「情報システム改革室　事務員　募集」とあったので事務の経験もあったりシステムに詳しかったりなど、コンピューターに関する募集を行っていたので応募してみました。パートを募集していたので軽い気持ちで応募したのです。

いざ、仕事を始めてみるといきなりそこの部署のリーダーがなんと同じ大学の同期の人でした。学部は違いますが、彼はニトリでこつこつと真面目に働きちょっと偉くなっていたのです。そんな中庶務として働き始めたのですが、そこの部署は平均年齢30歳。しかも、40人いるのに女性はたったの2人。とても異様な雰囲気でした。とりあえず、女子が増えてほしいのですが業務がきつく途中で辞めてしまったり、体調がおかしくなるなどふつうの職場ではありませんでした。そして、なんといっても若い男性社員の中に一人主婦で入った私はなんとかなじもうとするのですがまったく次元がちがいました。彼らの頭の中は多分、自分のステイタスと生き残りに必死で大変な仕事を抱えて生きている人たちなのだとしみじみ思いました。そこそこ紳士な方たちでユーモアもあり店舗でのきつい仕事にも耐えてきたのでそんじょそこらの若い子たちとはできがちがいました。まるでTOKIOのようなメンバーが中心になって職場を盛り上げていました。私も一緒に同じ仕事をする人が同じスポーツの趣味を持っていたので意気投合し（今となっては気を使ってくれていた）、体育館で練習したり会社の同僚のアパートにいって麻雀をしたりと主婦になってしまってはできないことをいっぱい堪能しました。本当にいい思い出になりましたが、さすがニトリは常にリストラを考えて動いている会社なので編成とともに私も雇用契約を更新できず、去ることになりました。

お仕事のやりがいはとくに情報処理システムの知識があったわけではないので大きな仕事は任せてもらえなかったのですが、経理の補助の仕事はとても楽しかったです。ひたすら情報を登録し、勘定科目を分けてデータを打ち込んだらインポートするだけ。それでも、本当はやってみたかったことはキッティング作業でした。職員が使用するPCの設定を行ったり新しいシステムを導入するときに設定して連携されているかのチェックをするなど、おびただしい数のログ管理はやってみたかったです。

庶務の仕事もあまりなかったので、常にみんなの仕事についていけるような講習を受けたかったです。社員ではないのでできないのですが、近くに事務サービスセンターという私のような主婦や女の人達が沢山いてそちらに異動したかったです。せっかく庶務なのであれば主婦の人達と協力しあってみんなでいっせいに帰宅する。そして、懇親会があれば顔を出して日頃の主婦の話をしていく。そんなささやかな仕事をしたかったのになかなか異動は認めてもらえず、一度やめなければ異動ができないパートさんのシステムもとても残念に思いました。社員さんのように日々部署が変わってしまうようであれば、それはそれで大変だと思うのですが、私は飽きっぽい性格なのかいろいろな部署へ配転されるのはすごくいいことだと思いました。人脈も増えるので、パートという扱いは少し残念なことだと思いました。