入る会社を探していたらタイミングよく新聞広告に求人が入ってきたからちょうどよかったのでこの求人に応募しました。その頃は大増員だったので
面接を行って一発で合格でした。今では考えられない話で、面接の翌日から即勤務でした。

最初は１００人にも満たない会社でしたがバブルの波に乗ったことと元請が日本でも有数の電機会社だったこともあり増員に増員を重ねて４００人近くの従業員を抱える会社になりました。その頃はイケイケ、ばんばんで２４時間操業お休みはお盆と正月ぐらいでフル稼働状態の毎日でした。その頃は組合との協定で交代勤務をする替わりに毎月手当をつけるとの約束で、毎月なんか給料が上がっていたような気がします。まったくあのころが花でした。バブルがはじけてしまい大手が生産の中止を発表してこの会社は４００人の従業員を支えきれず禁断の社員の基本給を下げ始めましたそして最悪なことにリストラを行い希望退職者を募りだしました。そのかいもあってか従業員は２００人余りになりしばらくは操業していたのですが、今度はリーマンショックにあってしまいこれで万事休す今までの業務を投げ出さなくてはならない状態になりました。今では１００人規模でレタスや老人介護の仕事をしています。最初からいた社員はもうほとんど在籍しておらずただ一人残った当時の人が専務になって頑張っているようですが今後どうなるのかはわかりません。
工場の近くを通るたびにあのころが懐かしく思い出されます。

QCサークルというのがあって私がリーダーになって発表したら１番になったこと。それと提案制度なるものがあり優秀な提案には毎月お金がもらえたこと。なんでもいいから提案すると一軒につき２００円がもらえたのでこれで結構稼いだ人が続出しました。ですが不景気になったとたんにこの制度は廃止されました。お金を出すのが嫌になっちゃったんでしょう。まーなんか節操のない何をいつもやっているのかわからない変な会社でした。

職能制度と言って途中から給与体系が変わってしまった。やるんだったら入社した時からこの制度をやっていてもらたかった。またたくさんの製品を少数製造していたのでそのたびにラインの配置を変えなければならず大変に面倒極まりない工場でその作業に大半の時間を割かれていた。もっと多くの数の注文を取ってライン等の移動などが内容に生産体制を築いてほしかったまた男女雇用機会均等制度の導入で若い女性も２４時間の交代制で働くようになっていたがほとんどの女性はそれを嫌ってやめていきました。考え方があまりにも極端で十表院はついていけない雰囲気の会社でした。大手の協力工場だったけど大手が生産の取りやめを行ったら給料が安くなった。もっと計画的に経営をしてもらいたいもんだと思いました。