私は、大学時代にアルバイトで、接客の仕事を経験してきました。
お客様や仲間とコミュニケーションをとりながら仕事をこなすとこにやりがいを感じていたので、就職活動も人と関わることでやりがいが持てるような接客の仕事がしたくて志望しました。

多くの商品を販売するために、日常的に試食を配っていたので、最初にすべての商品に関する知識を詰め込むことは大変でした。ですがその知識をお客様に伝えることによって、より信頼されて商品を選んでもらえるキッカケとなって、とてもやりがいを感じました。
イベント時(ゴールデンウィークやクリスマスなど)は特に忙しかったのですが、お店全体でチームとして乗り越えることに達成感を持てました。また、違う部署が忙しい時は、手伝いに行く時もあったのですが、普段関わっている仕事とは違う内容を体感できて勉強になりました。
販売の仕事は、ただ売るだけではなく、商品を包装、ラッピングしたり、熨斗をかけたりなどたくさんありましたが、細かい作業も好きだったので、単純に楽しく取り組めました。
お店は平均年齢が若く、女性が多いのですが、みんな仲が良く上司の方もしっかり世話をしてくれる印象が常にありました。
気軽に仕事の話が出来る仲間や上司が多いのは魅力だと思います。
ただ、異動がとにかく多くて、せっかく仕事に慣れてもまた異動…ということが多かったので、新しい場所で仕事を覚えていくことは大変でした。人もコロコロ変わるので、常に通常業務をしながら仕事を教えていた覚えがあります。もう少し長くこのお店で働きたかったと思うことが多かったです。

私がしていた仕事は、お客様ありきの仕事だったので、お客様に喜んでもらえたり、対応を褒めてもらえた時に最もやりがいを感じました。
以前自分が対応したお客様が、その時の対応を気に入ってくれて、お手紙を貰えた時や、また足を運んで貰えた時は、とても嬉しく思いました。
クレーム対応など、大変なこともたくさんありましたが、困難な状況を自分で解決する度胸が身に付きました。
ものすごく嬉しい出来事があってやりがいを感じたことは少なかったかもしれませんが、そのかわり、小さなことが毎日嬉しくて、大変なことがあってもお客様の言葉に助けられることがたくさんありました。

私が携わっていた販売職はとにかく女性の方が多く働いていました。
そのような中で、結婚や出産を経験する方も多くいました。
ですが、会社としてそういった女性の働き方についての取り組みが足りないのではと感じたことがありました。
勤務内容や勤務時間の面で、主婦の方が働くことは厳しい面もあると感じたので、そういった女性でもいきいきと働くことが出来るような仕組みを整えることはとても重要だと思います。
それと、販売職はお客様の意見に一番関われる職種であると思っていたので、例えば販売の人がお客様のニーズに合ったケーキを提案するとか、商品を企画する機会があっても面白いなと思いました。お客様からせっかく良い意見を聞いても、そのまま自分の胸に収めておくのは勿体ないので、自分ももっと提案などすればよかったと今更ですが思っています。