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年金問題で揺れる社会保険庁での仕事を体験しました

  • 投稿日 : 2015-12-02
  • 投稿者 : njm813さん(40代男性)

総合評価

  • 3.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

正直なところ、公務員試験に合格したものの個別の役所での面接で落ちることを繰り返して家族にまで詰られている状態で、最後の最後、3月後半に社会保険事務所にギリギリ拾ってもらったという感じで、他に選択肢のない状態でした。

口コミ・体験談

社会保険事務所の仕事そのものは、さほど難しいものはありませんでした。
他の役所と違って実務的な作業がほとんどで、自ら創意工夫というよりは、実際の問題に対し、各所や本庁との調整を行いつつ、膨大な量の告知や通達から適切なマニュアルをいかに見つけ出すかという世界でした。
ただ、自分は30代で退職をしたため、本当に実務の部分しか経験をしていません。
具体的には、届書の審査業務、届書の入力業務、電話応対、窓口での応対や相談業務、保険料の集金などが仕事内容でした。
あと、少し変わったところで、海外の大学の在学証明書の英訳を担当したことがありました。

年金問題から社会保険事務所が民営化され、保険業務が健康保険協会に、年金業務が年金事務所へと分割されたので、今では多少様子が変わっているかもしれませんが、自分は主に年金業務の部所にいることが多かったです。
なお、現在では届書の入力や集金、窓口相談などは外部委託になっています。
そしてそれらは民営化以来、単価のわりにキツい仕事になり、クレームの多さもあってあまり評判がよくないようです。
また、集金登録機やオンライン申請システムが導入されたことにより、オンライン申請の担当や、集金員に登録機の使い方を教え機械の管理をする仕事が回ってきたこともあります。年配の方は機会が苦手な人が多く、また登録機自体が入力ミスの訂正がきわめて煩雑だったり等で融通の効かないものであったため、しょっちゅう上司と相談員の板挟みになり、テクノストレスもあり、一度うつ病を発症しました。

やりがいを感じたところ

年金の受給手続きを担当していた頃、窓口で「この事務所で、あなたのように丁寧に説明をしてくださる人と初めて会った」と言ってもらえたことがあります。
自分としては、当たり前のことを調べて考え答えただけでしたが、たいへん報われた気がして嬉しかったです。
ただその後、自分の席に戻ると上司から「一人に時間をかけ過ぎだ」と叱責されました。
それでも、自分は間違ったことはしていないと思ったので、窓口で無理に門前払いにするようなことはしませんでした。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

2006年ごろ、社会保険庁の不正が報道を賑わし、その影響で問い合わせや抗議が殺到し、対応に追われながら仕事をした記憶があります。
ただ、窓口のお客様のクレーム処理よりも職場の同僚とのコミュニケーションがなかなか上手くいかず、一度うつ病で半年ほど休職しています。
復帰後も、2年で3分の2に人員をリストラするなどで職場の空気が見る間に悪くなり、例えば「他の者が昼休みを返上して仕事している時に休んだ」と上司に吊るしあげられたり、といった経験もしました。
もっと敏感に空気を読んで行動できれば安泰だったのでしょうが、結婚しておらず扶養家族がいなかったこともあり、うつの症状が再発してきた時点で休みを取り、1年間休んで考えた末に辞めました。


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