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バスガイドをやってみて

  • 投稿日 : 2016-01-06
  • 投稿者 : かばみほさん(20代女性)

総合評価

  • 5.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

商業科の高校に通っており、大学進学の頭がなかった私は就職を選びました。
たくさんある職種の中で私はやりたいこともあまりなく、どうしようかと悩んでいる時に、就職担当の先生が私にバスガイドなんていいんじゃない?と言われたのがキッカケです。

口コミ・体験談

バスガイドと言っても、修学旅行でしか間近で見る機会もなく詳しくどんなことをするのかなどはあまり気にせず、先生に「あなたは人前で喋るのや、目立つことが好きだからいいんじゃない?バスガイドになれば行った先々で美味しい物も食べられるよ」なんて言われてすぐ私はバスガイドになりたい!なんて簡単な気持ちで面接に行きました。
無事、合格し数ヶ月の寮生活からのスタートでした。

そこで待ち受けていたのは毎日毎日、寝ても覚めても勉強。
学校と同じように歴史の教科書をいただき、皇居周りや都内の歴史、柴又帝釈天のことなどを習い、首都高速道路の内回り外回りを覚えました。

それと同時に少しずつバスに乗らせていただき、ノートと教科書を片手に路線図を書きながら、お客様を乗せた時、なにがどのように見えるかなどのポイントを書いていきました。

先生に言われた期日までに路線図を書き上げ、またバスに乗り同じルートを走り発表をしていきます。

寮での生活を終え、所属する営業所に配属になります。
そこで待ち受けていたのが、先輩。
完全な縦社会なので最初はとても怖かったです。
若い新人は運転手さんから人気ですが、その横で先輩ガイドさんたちの視線が痛いくらい刺さってくるのがわかります。

配属され、まず教わったのがバスがお客様を乗せるにあたり準備するもの、それの仕方。
お茶やコーヒーを出すための熱湯をポットに用意し、ハンドルや窓ガラスなどの拭き掃除や床の掃き掃除。
シートに前回乗ったお客様の忘れ物がないかくまなくチェックします。
何台か一緒に走ることを台数と言うのですが、台数の場合は自分の号車の手持ち旗と、丸番と言ってバスのフロントとリアガラスに自分の号車が書かれてある数字のシールを貼ります。

そこまでやっていよいよ出庫になります。
慣れるまでは出庫の1時間半以上前から出勤して、ミスがないかしっかり確かめながら準備をしました。

1日お客様にお供し、無事お客様を降ろして車庫に戻ります。

戻ってからも、朝準備したポットのお湯を流し、使った分のコーヒーやお茶を補充し、運転手さんの手袋を洗って干します。
朝同様、窓ガラスを綺麗に拭き床も掃き掃除をします。
事務所に戻り、使った高速道路の名前や下りたインターなどを書き出し、いくら使ったかを計算し提出して終わりになります。
新人はだいたい1時間はかかりました。

また、スカイバスと言って屋根のない二階建てオープンバスにもガイドとして乗っていました。
こちらは東京駅近くの三菱ビルから出発していますので、ここまでガイドは電車通勤になります。

やることは普通の貸し切りバスと同じですか、こちらは定期観光になるのでその日に来てチケットを買い、誰でも簡単に乗ることができます。

やはり外国の方も多く、英語ができない私は苦戦しました。

また、雨の日でも乗車される方がいらっしゃれば雨の中、カッパを着て走行します。
外国の方は、急な雨でもとても喜んでくださいました。

夏は灼熱、冬は極寒。
天候に左右されなかなか厳しい職場でしたが、四季折々の花や風景を、二階建てオープンバスから眺めることができ私は好きでした。

桜や紅葉、イルミネーションの時期はやはりお客様も多く大変賑わいました。

やりがいを感じたところ

バスガイドほど、やりがいの塊の職業はないと感じました。
毎日違うお客様と出会い、別れ、一期一会を身に染みて感じることのできる職業だと思います。

東京は初めてなんだけど、いい観光ができた。ありがとう。とお客様に声を掛けて頂いたときは感極まります。

外国の方にもうまく伝えられない中、身振り手振りでどうにか説明をし対象物を的確に見つけられたときの外国の方々の反応はとてもよく、見ているこちらもすごく楽しい気分にさせてもらえました。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

私はもともとあまり勉強が得意ではなく、先生にガイドは日々勉強よ。と言われたときは、社会人になってまで勉強したくない。なんて思ってしまいました。

けれど考えてみれば勉強は当たり前で、勉強をしっかりした人こそがお客様にいい案内ができて当然なのだと思います。

その時、何故そう思えなかったのかとても後悔しています。
何事も同じですが、ガイドも勉強したからといってすぐ喋れるかといったら違います。
好きな時にバスに乗り、予習や復習もできない環境なのでぶっつけ本番。
バスの速度と自分の説明があってなければ、お客様に伝えたい対象物をあっという間に通り過ぎてしまいます。

その状況やプレッシャーに耐え切れず、私はバスガイドを諦めてしまいました。

そこで諦めずに頑張っていれば、もっとうまく喋られるようになり、お客様との一期一会もより一層大切に感じられていたかもしれないな。と思いました。


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