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精神科病棟で仕事をしてきてやりがいがある事に気づかされた。

  • 投稿日 : 2016-02-09
  • 投稿者 : みーさん(30代女性)

総合評価

  • 5.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

看護師になって、総合病院の救急病棟のICUで仕事をしていました。毎日の看護で教科書通りの看護をしていると、教科書通りに回復したり、状態が悪化して行く過程に今一つやりがいが無くなってきて、精神科病院で、精神科の病気の経過を観て、看護したかったので転職しました。

口コミ・体験談

総合病院の一般の患者さんは、新人に気を使ってくださり、患者さんによって仕事がスムーズに行えていたと思うのですが、精神科の患者さんは新人の私を良く観察して、採血や注射・点滴なども信頼をしてもらえないので、ベテラン看護師を名指しで指名して、私に「信用できないから。」とハッキリと言われてしまう事が1年は続いたと思います。信頼してもらえるまで、長い期間でしたが、その間私も患者さんの事をもっと知りたい。もっと信頼してもらえるにはどうしたら良いか?と自分自身を振り返り、発見したり、時には反省したりと、自分磨きをさせてくれる期間だったと思います。

精神科と一般の患者さんとの違いは他にもあって、病気の症状の出方が教科書通りでは無く、やはり信頼関係が一番関係するのだと言う事を感じました。

凶暴になっている、または鬱状態が酷いなどの急性期の時には本当に教科書とは正反対の症状が出たり、予測が出来ませんが、信頼関係が構築されていると、ある程度落ち着いて話をしてくれたりするものです。

看護の基本中の基本である「コミュニュケーション」の大切さを改めて実感することができる職場でした。

今でもたまに街中で出会う事もありますが患者さんから親しく話しかけてくれて、良くなって退院できた事の喜びを聞くと凄く嬉しく思います。

やりがいを感じたところ

私を受け入れてくれた時に初めて「採血してか。」と言われ、やっと私も患者さんに受け入れてもらえるようになったのでと実感したことが一番嬉しかったです。

患者さんが好きで、コミュニュケーションを取りに患者さんの側に良く行っていたのですが、お尻に褥瘡(床ずれ)のある方で、ほとんど喋る事の出来ない患者さに「痛いね。お尻の床ずれが早く良くなるように横になってもらっているけれど、この体勢も辛いよね。」など、自分が患者さんの立場だったらと考える事が多くなってきて、話しかけていると「ありがとう。」と喋った事の無い患者さんから感謝の言葉を聞けた事。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

外出制限や、面会制限が多い急性期の患者さんのストレスを少しでも取り除いてあげられるように、患者さんの趣味や、したい事をたくさん聞いて、良くなったら一緒にしようねと言ってあげたかった事が後悔しています。

精神病の症状も人それぞれで、症状が表に出ていなくても心の中では悩んでいる事、考えている事、言えなかった環境を作っていたのではないでしょうか。
もっと患者さんの側に寄り添って、患者さんの家族になり、時には友人になり、恋人になり、心を開く事ができやすい環境を沢山作れる時間を取れば良かったと思う事が良くあります。

精神科の患者さんはとても素直で、正直なので、看護師の事を良く見ていますので、中には看護師日記を付けて、この看護師の良い所、悪い所など付けている患者さんもいました。
なので受け入れられた時の嬉しさは人一倍でした。

教科書通りにはいかない看護の楽しさを教えてくれた、やりがいのある診療科だと思います。


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