レシートにあった求人広告を見て、アルバイトをすることをきめました。田舎で近くにスーパーくらいしか働き先がなかったのと、漫画が好きで本屋さんで働くのも自分の知識をいかせそうだし楽しそうだな、と思ったことがきっかけです。

　仕事内容はすべてマニュアルで最初の研修期間ですべて教えてもらえるので安心できました。レジに立つ前にちゃんと仕事を覚えられたかテストもあるのでわからないことは事前に教えてもらえるので、初心者にやさしいやり方だと思いました。また、自分がよくわからないジャンルの本や問い合わせがあってもレジですべて検索できたり、パソコンを使ったりと、商品の管理ができているので接客時もなんとかなりました。同じアルバイトでも時給が上がるテストを受けて、合格すると少し難しい仕事も任せられるようになります。もちろん時給も上がるので実力を見て欲しい方はうれしいかもしれません。ただ、こちらの店舗は超のつく多忙でした。本の販売や問い合わせの対応はもちろん、レンタルDVDやコミックの貸し出し、返却作業、中古ゲーム、本の買取、販売までの加工・・・とにかく山のようにありましたし、当然その作業中もレジでの販売がありますので、レジで「暇」という状態がほぼなく、常に動き回っている状態で少しきつかったです。実際辞める方も多々いました。時間はあっという間にすぎますが、本屋さんのゆったりしたイメージで働きたい方にはちょっと無理かな・・・と思います。

　自分が漫画が好きなので、こんな漫画あるのか！という発見が個人的に楽しんでいました。お客さんに漫画の場所を聞かれても、さっと案内もできたので一石二鳥だなと思っていました。また、お客さんが断片的にしか本のタイトルを覚えておらず、「この本を探して」と言われたときに、レジやパソコンを使って推理しながらその本を探し当てたときは爽快でした。お客さんも「これこれ！！」と大喜びで感謝して頂いたときはこちらもとてもうれしかったです。

お仕事がみんなで分担できたらよかったのではないかと思います。午前中はそれぞれ持ち場の担当がある方はそちらの作業中心になるので、レジ全般の業務（レンタル返却品の作業、中古品の買取、加工など）はレジの方一人がひたすらやるって感じだったのと、担当がある方に頼みづらいという雰囲気でした。担当の方も自分の持ち場が大事なので。当然勤務時間内にレジでの作業は終わらず、次の時間の人に残った作業を回すのですが、その次の時間の人の負担になってしまうのであせりながら常に仕事をしていた、という感じでした。担当の方もゆとりを持って働いている日もあったので、自分の作業が終わったら、レジ業務も手伝うみたいな流れだとよかったのではないかと思います。
残った作業は次の時間の人がやるからいいか、みたいな雰囲気がなくなるといいなぁと常に思っていました。