語学学校に通いながら、はじめはとんかつ屋さんで働いていました。（ホール）
しかし自身の語学力の無さや、長期休暇（バカンス）に入っていたベテランの復帰等もあり、
非常に居心地の悪い状態でした。
その時に語学学校の友人から紹介されたお仕事です。（キッチンなので語学力は必要ない）

海外での仕事なのでルール等の違いや食材の名前等違う事が多くて戸惑いました。
でももともと留学生等の短期アルバイトが常に入退職を繰り返している職場のため
上司も指導がすごくよく、職場内での交流や飲み会なども頻繁にあり、人間関係がとても良好でした。
また、アルバイトでも有給休暇があり、二か月に一度は10日のお休みを頂く事が可能（法律で決められています。）のため
パリを拠点に色々な地域を旅する事も出来ました。

また、鉄板焼きをやっているお店だったので鉄板とラーメンの鍋に囲まれるとものすごく暑いです。
それに鉄板で調理をすると、煙や油などですぐに服や体が臭くなってしまい、お洗濯してもにおいが落ちないうえ、
他の物と一緒に洗ってしまうとにおいが移ってしまいます。
そのため、仕事終わりには毎日バケツで手洗いしてました。その事が一番めんどくさかったですね。
（空気が乾燥しているので、一晩で乾くのはすごく助かったけど。）

失敗だったのは自分とペアで入ってた友人と一時期喧嘩して職場の空気を悪くしてしまったことですね。
基本二人で回してるキッチンなので、二人が気まずいとお店全体が暗くなってしまい
ものすごく空気が悪くなってしまいます。原因はほんとに大したことない事だったんです。もう覚えていないし。

最終的には仲直りして、今でも連絡を取り合っているので、結果的にはすごくいい職場でした。

外国人はリアクションがストレートです。
おいしい時は美味しいリアクションをするし、チップやキッチンにわざわざお礼を言いに来たりします。
その事はとても励みになったし、見習うべき点であると思いました。
仕事で嫌な事があっても、お客さんがラーメンをたべて体全体で美味しいと表現してくれた時は、
不思議と笑顔になってしまいます。
チップの文化は日本にはないですが、作ってくれた人に感謝したり、
素直に気持ちを伝える事の大切さを学びました。

キッチンが狭かった(笑)
狭い中に鉄板、ラーメンの寸胴２つ、油鍋が密集していてものすごく暑かったです。
あと、その寸胴鍋を洗う時は本当に腰がやばい。熱いし。
仕込みも大変だけど片づけがもっとめんどくさい（仕方ないけど。）

あと、店内が油でドロドロ。
鉄板から飛び散る油が煙と共に店中にべたべたついてしまい、
どこもかしこもむちゃむちゃしてて気持ち悪かった。掃除をしようにもなかなか時間が取れない。
お店の問題点はその油の汚れと臭いが一番でした。
海外だから日本の食材が入荷されなくて売り切れ多発とか、
そんな事もたまにあるけど、そこはお客さんもわかってくれているので大した問題ではないのかも。

地域的に置き引きとかの犯罪が多い地域だったけど、そのお店は全然そんな事もなくて、
すごく居心地のいいお店でした。