日曜日に新聞に入る求人広告で見つけ、はやりのお店だったこと、自転車で通える範囲だったこと、短時間勤務が可能だったこと、時給が高かったことなど、多くの条件が自分の希望に合っていたのでアルバイトとして選んだ。

新店舗としてオープンしたばかりだったので、スタッフ同士の派閥等もなく、みんな同じ方向を向いて頑張っていけたので、和気あいあいと楽しんで仕事ができた。
店長が体育会系だったので、発声についてや動き方についての指導が厳しく、当初は辞めたくなる時期もあった。
でも、その後若い店長に変わったら雰囲気がガラリと変化し働きやすくなった。
当時は学生だったため、「人」が与える仕事への影響が大きいことをはじめて思い知った気がする。
仕事内容では、商品をたたんで棚を整理するのは人によって好き嫌い分かれたが、柄を合わせたり色を並べたりするのはハマりだすと楽しかった。
細かい作業が好きな人は結構ハマると思う。
慣れてくるとパンツの補正なども任せてもらえるようになるので、仕事も幅も広がる。
早いスタッフは受け付けてから、1本3分程度で長さを測り、裁断、縫製を行っていた。
繁忙期は一日中補正を行っても捌ききれず、アルバイトでも残業が発生することもあった。 残業代はアルバイトでも全額支給されたので、元々高時給な上にプラスαされたのが良かった。
ただ、年末年始などの繁忙期ともなると、レジが店内の端から端まで並ぶほどになり、かなり忙しかった。

パンツの補正を任されるようになり、いかに早く、いかに丁寧にやれるかにかけて仕事をしていた時、お客様にスピーディーであることを感謝されたことがあり、やりがいを感じた。
また、社内での技術賞もいただけたので、さらにやりがいを感じながら仕事をしていた。
その他、アルバイトでありながら、部門の担当を割り振ってもらえ、ある程度の在庫管理などもさせてもらえたのは学生ながら非常にやりがいを感じて仕事をすることができた。

服装の規定が厳しく、いかにも「ユニクロ」という感じだったのが残念だった。
今はかなり自由に見えるが、当時はアクセサリーも禁止、茶髪も禁止だったので、まるで学校の校則みたいだった。
一時期は店舗ごとにシャツが制服として決められ、全員同じものを着用するのが義務だったこともあった。
また、エプロンの着用もあり、正直なところアパレルとしてはとてもダサい印象だった。
今は服装もアクセサリーも自由度が高く、エプロンも無いのでかなり改善されたように思う。
また、スタッフ同士の業務連絡もインカムを使用しているようで、当時はトランシーバーでお客様にも丸聞こえだったのでこちらも改善されてると感じた。
当時は大型店舗は少なく、商品も種類が限られているのが残念だったが、今では小物も充実しているので販売も楽しそう。