地元に新しくショッピングモールが出来るという事で、モールに入る店舗、約180店舗の求人が大々的に新聞の折り込みチラシに載っていました。そこで、今まではアパレルと関係ないお仕事でしたが、以前からお客さんとして通っていたローラアシュレイが募集しているという事で、応募しました。

全体的にとても働きやすい職場でした。アパレルという業種にはつきものである個人ノルマも無く（店舗自体に売り上げ目標はありましたが）、あまり売り上げ、売り上げ言われる事もなく、お店のスタッフ全員で「売り上げ目標まで頑張ろう」というスタンスのお店でした。また、福利厚生も良く、スタッフでは制服としてお店のお洋服が貸与されていました。こちらも、ある程度自分の着たい洋服の要望が通り、制服選ぶのも楽しみの１つでした。また、接客業なのでインフルエンザの予防接種代の補助が出たりと、手厚い部分がありました。
しかし、接客業という事でクレーム対応には大変な部分もありました。お店で売っているお洋服も、決して安いと思える金額ではなく、売るときは製品に細やかな気遣いが求められました。また、「基本的には、お客様は神様」というスタンスなので、接客に関しては「やりがい」というよりも、「注意して接客しなくては」という思いが強かったイメージです。時には、お客様から「あなたに接客してもらって良かった」と言われ、やりがいを感じる事もありましたが、やはり、自分でなくてはならない！という仕事ではなく、特に強いやりがいを感じる職場ではありませんでした。

お着物で来られたお客様で、試着が出来ず、お食事会に着ていかれるお洋服を選びに来られたお客様がいらっしゃいました。お着物なので試着が出来ず、サイズなどをお着物の上からあてて選んだり、着られた時のイメージを膨らませてお洋服を提案しなければなりませんでした。そこで、数日後、そのお客様がお店に来られて「この前、あなたに選んでもらったお洋服、サイズもぴったりで、皆に誉められたのよ。ありがとう。」と言われました。その時、やはり嬉しくてやりがいを感じました

仕方ない事ですが、お店のスタッフでお店の雰囲気をガラリと変わる、という事です。どうしても、お店は正社員とバイトで成り立っており、さらに全国展開のお店のため正社員は転勤が多いという所です。特に、店長クラスの移動はお店にとって大きな影響がありました。
やはり、お店の全体を仕切り、方針を決める店長が変わるとお店でのルールも代わり「今まではこうだったのに」という思いを沢山しました。
それで、お店全体の雰囲気も変わり（和やかな雰囲気から一転、ギスギスした雰囲気になりました）、離職者も出る様になりました。正社員の移動は毎年あったのですが、もう少しお店の事を考えると、毎年の移動ではなく、もう少しお店の雰囲気が固まるまで待ってくれてもいいのではないかと思いました。