実際に店舗で飲食をしたことがきっかけです。
料理もおいしく、お店や働いている方々の雰囲気も良かったことが印象的でした。
ちょうどアルバイトを探していたところで、店先に「スタッフ募集」の貼り紙があり、時給も950円と比較的高かったため応募しました。

アルバイトをすること自体が初めてだったため、最初はなかなか慣れることが出来ずに失敗の連続でした。
メニューや卓番を覚えるのにも苦労し、初めて触れるハンディも上手く操作出来ず、当初はオーダーミスを頻発してしまっていました。
とくにワインの名前を覚えることが大変で、よく似た名前のワインでも全く値段が違っていることもあり、間違えやすかったのを覚えています。
一度、お客様から2,000円台のワインを注文されたのに、それとよく似た名前の4,000円台のワインを提供してしまったことがあります。
お客様は提供された時には気が付きませんでしたが、お会計が済んだ後、渡されたレシートを見て私の間違いに気づき、お店に戻られてお怒りになりました。
その時先輩から、「ちょっとのミスでお客様も私たちスタッフも嫌な思いをすることになる。今後は気を付けてほしい」と厳しく叱咤されました。
私もミスをしたことが悔しかったので、今度からオーダーミスのないよう、お客様に注文を伺う際には徹底して確認することを心がけました。
そうした努力でオーダーミスもなくなっていき、先輩方に仕事ぶりを褒められるようにもなりました。
時給も950円から1,000円にアップし、より働く意気込み・やりがいを感じました。

お客様から接客態度をお褒め頂けたことです。
「気配りが細かくていい」、「優しい声音と笑顔でこちらも癒される」等と仰って頂けた時には、気を付けて接客をしていて良かったと強く感じました。
また、常連のお客様に顔と名前を覚えて頂けた時にもやりがいを感じました。
注文をなさる時以外でも、お冷を注ぎに行った時や料理を提供した際に、お客様から個人的な世間話をされることもあります。
そうした、マニュアルにはないお客様とのコミュニケーションが楽しめることも私にとっては魅力です。

飲食店ですので、お昼のピーク時はどうしても混雑してしまいます。
注文が次から次へと立て込んで、キッチン内が一気に忙しくなった時に、雰囲気がピリピリしてしまいがちな点が少し気になりました。
いくらキッチン内はお客様に直接サービスをしないからとはいえ、やはりキッチン内の雰囲気が悪いと、どうしてもホールスタッフもそれに影響されてしまいます。
ピーク時でも余裕を持ち、皆で声を掛け合って作業を分担しながら、楽しい雰囲気を作ることが大事だと思います。
働いている人たちが楽しく、笑顔でいれば、お客様もお店の雰囲気を良いものと思ってくれるでしょう。
そのためには私も、忙しい時でも接客態度は常に良いものを心掛け、お客様の入店時から退店時まで気持ちの良いお時間をお過ごし頂けるように努力していきたいです。