Shotworksというサイトを見て、単発バイト、東京という検索結果の中から応募して採用されました。体力的に十分な自信があるわけではなかったので引っ越しバイトは避けて、軽作業中心に探し、通勤の交通費も比較的自宅から安かったために決めました。

採用のプロセスはとても明瞭で、順調でした。倉庫と言えどもISO認証を受けているだけあり、とてもきれいで埃っぽい感じはまるでありませんでした。時間帯によっては朝方などすこし暗がりの箇所もありましたが、電気が点灯されればまるで問題なく仕事をこなすことができました。段ボールや紙素材の内容物などが行き来している中、従業者やフォークリフトがいったり来た入りしていました。同じく雇われていたバイトの方については、正直あまりよい印象を持ちませんでした。同じ部署で仕事をした男性１名は経験が長いようで、準社員的な存在感を放っていました。金髪で怖い人かと思いましたが、どちらかというと静かで口下手の人でした。しかし、時々教えてもらってもいない件について、文句を浴びせられたことがあったり、指示が口ごもって何度か聞き返さないとわからないというストレスがありました。同じく経験者の２名の女性は、その男性とある程度親しくなっているためか、問題なく仕事を進めていましたが、やはり無口で言葉は聞き取りにくく、またはあまりに突拍子もない単語のみで指示をするのでまったくの初心者としては大いに理解に苦しむことが多々ありました。一生懸命に仕事をしているのはわかりますが、７時間ほど一緒に働くだけで、暗い同僚とわかりづらい指示だけでぐったりしてしまいました。きっとそこでは最初で最後のバイトになるでしょう。

とにかく単調な梱包作業を何時間も黙々と行い続けるので、ある意味で何らかの修行あるいは瞑想のような状態におかれました。普段の生活では、そういった状況に身を置くことはほとんどないので、ある意味興味深かったです。また、イメージしていた倉庫での作業よりも、きもちよく清潔な施設だったので、きもちよく働けました。また、陽の目を見ないところで日やああした仕事に精を出している人がいるおかげで、大都市東京、そして日本の物流業界が支えられていることを知れてよかったです。

少なくとも初心者バイトを迎え入れる体制として、経験のある職員あるいは他のバイトの方は、適切な指示を分かりやすい言葉で行うべきだと思います。もっとはっきり仕事の内容や手順を聞いていれば、もっともっときもちよく働けたはずです。また、担当職員さんもちらほら部署に顔を出していたのですが、初心者バイトを見かけても声をかけてこないばかりか、はじめての仕事をなんの説明もなく命令してきたのには驚きました。理不尽な理由で、バイトも職員も気を使いエネルギーを削ぐことにつながっていたのは、コミュニケーション不足にあると思います。バイト採用部署あるいは、現場の職員の意識改革が求められます。あと、昼食休憩にあてがわれた場所が喫煙室と壁一枚の場所で、出入りに扉が開閉する度に、煙が立ち込めるのには閉口しました。お弁当の風味も損なわれて残念でした。