タウンワークの求人を見て、家から徒歩でも行けるし(免許を持っていないため徒歩圏内が重要な条件でした)時給も不満が無かったし、接客業ははじめてだったが心の底からただお金が稼ぎたいという理由で申し込みをしました。

喫茶店という幅広い年齢層のお客様と嫌でも接する場所なので、半年も働くとそれなりに対人スキルが上がったと思います。アルバイトの人手不足により1人でレジや注文を受けたりのホール業務とドリンクやフードを作るキッチン業務をこなしていた時がつらく、そんな時にお客様からのクレームをいただくと申し訳無さは感じつつももう辞めたいばかりで泣くのを堪えながら働いていた。
スタッフの間でも人間関係がギクシャクしていた時期があり、いわゆるお局様と呼ばれるポジションの方やその周辺からの陰湿な嫌がらせもひどくつらかった。
それでもこの不特定多数の人が行き来する環境ならではの嘘みたいなハプニングが面白くて話のネタにもなるしそれが楽しみだから続けてこれたのもあります。
常連さんにはバレンタインやクリスマスには特別にスタッフ内で資金を集めてプレゼントを渡したり、反対にお家で取れた野菜をみんなで分けてね！と渡してきてくれたり(個人的にとても助かりました)温かな人との接触もありました。
キッチン業務ではサンドイッチの作り方などが上達すると日常生活でも役に立つし、これはこう作っているのか?…という豆知識のような物も得れた事も良かった事のひとつです。
何よりも人見知りの自分にある程度の対人スキルがついた事が大きな収穫です。

接客業なのでありきたりではありますが、マニュアル通りではない個人的にこうした方が良いかな… もしかしたらこうした方が良いかも！というサービス(行動)にお客様が笑顔でお礼をおっしゃっていただいた時にはあらゆる疲れが吹き飛んでこれぞ接客業の醍醐味だなと強く感じてきました。
こうするのはどうですか？という提案をきちんと受けてくれる態勢があったのもあり、自分の意見が通り それが元で人の役に立てているのを目の当たりにするととても嬉しかったです。

自分の担当している業務以外の人たちが慌ただしく明らかに人手不足だなという状況でも、ヘルプに入る事を許してはくれず助け合いという形で仕事ができなかったのが心苦しかったし、何よりも効率が悪くなりお客様への対応にも響いているなと思う事が多々あったので、自分の持ち場だけではなく臨機応変に対応する事でスタッフの負担やお客様への配慮を改善できたのではないかなと思った。
後はこの業種に限らず人間関係が良好になるような工夫が常にあると良いと思った。
どれだけ必死に頑張っても上にいる人たちに気に入られない限り認められない不平等さに嫌気がさして辞めていった方もいたので(同じくらいの労働をしているのにお給料が上がる人と上がらない人がいた)そういう感情抜きに人を見て欲しかったです。