仕事を選んだ理由は自分がマンガやアニメが好きである事、趣味が読書であった事で仕事を探していたからです。単純に求人情報誌を何冊も集めて探し出しました。何店か書籍に関わる店舗で採用をいただきましたが、早く働きたかったので、採用通知が一番早かったからというのが理由です。

アニメやマンガが好きな人には間違いなくたまらない、働きやすい環境である事と、自然とそういう共通の趣味を持った仲間・友人ができやすいです。人もたくさんいるので、いろいろなタイプの人と交流できるのは個人的には魅力でした。アニメ好きが仕事に活きるのは間違いないですが、それが問題になる面も多々あります。
あまり興味がない作品の知識も多少必要になる事（これは慣れれば意外と苦ではありません）、お客様の数だけオタク・マニアがいるというのはすごく大変でした。
個人的には働きやすい職場でしたが、辞めるアルバイトがたくさんいるのはこういうお客様に慣れれるかどうかだと思います。
業務は主に3部署あります。ＡＶ機器、グッズ、書籍で私は書籍の担当で、個人的には合った部署に配置してもらえたのは良かったです。
配置換えがある事もしばしばありますので、あまりにも自分が好きじゃない部署に配置されると結構ストレスかもしれません。実際、グッズ部門希望だったのにＡＶ機器配属で我慢していたけども辞めてしまった人もいました。余談ですがＡＶ機器が一番不人気で常に人で不足でした。自分はずっと書籍でしたが書籍は雑誌やコミックの発売日が重なるととてつもなく大変な仕事量になる事があります。

書籍の仕事で、発売日が重なるととても大変ではありましたが、そういう時はとてもやりがいがあったのもまた事実です。前日から新刊発売の為スペース確保（通称場所明けと呼ばれます）をやりますが、まずここにセンスが光ります。書店に行くとコミックなどは雑多と平積みしてあるようにみえますが、誰がどのように場所明けし、どのように商品を陳列するかはとてもセンスが求められます。反復すればある程度出来るようになりますし、自分の個性も出せるのでやりがいありますよ。

個人的には働きやすい職場でしたが、人の入れ替えはとにかく激しい職場でした。最大の理由はやはりオタク・マニアなお客様に慣れないが強いのかな、と思いますが、人が辞めるの当たり前すぎて、店長はじめ社員も改善策を実行していない様にみえたのはもったいないですね。常に求人誌に掲載されているような状況なので、今考えれば企業としては名かなか無駄なことをやっているようにも感じます。スタッフは仲良く懇親会を実施してましたが、会社の雰囲気としてそういう事をする風潮があまりなかったのが少し寂しいようにも感じます。アニメ好きだからかはわかりませんがコミュニケーション能力が低い人がスタッフにもお客様にも多いので、その点での苦労は絶えないと思います。