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ステイタスのシンボルの売り場にはそういったお客様が集っていました

  • 投稿日 : 2017-02-27
  • 投稿者 : ohanaさん(40代女性)

総合評価

  • 4.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

有名百貨店内でお仕事をするのは、常識やマナーを学ぶために良いと思い応募しました。
採用試験は厳しかったですが、ここで通らないということは求められていないということだと、
面接でも自分らしく、意見も思ったままを言いました。

口コミ・体験談

失敗談と言いますか、情けないお話から書きます。
扱うジュエリーの額が高額でしてたが、現金払いをされるお客様が普通にいらして、
束のような一万円札を何枚もその場で数える場合など、いつまでも慣れることができず、
間違ってはいけないと何度も数え直しをしていました。
情けないですね。
重ねて失敗談なのですが、やはり仕事に慣れない頃、女性への贈り物ですという男性のお客様と一緒にケースから取り出して、
一番素敵なジュエリーを選ぶのですが、
スマートにラッピングができなかった日々が続いたことです。
通常は即決しないような価格のジュエリーも、お客様は決断しその場で売れていきますので、
その場でのラッピングになります。
「お待たせして申し訳ございません」と途中で声を掛けて、ラッピングをします。
お客様は皆さま、心にも大変に余裕があり、
笑顔で待ってくださるにも関わらず、手渡しするその完成品は、
見るに堪えないラッピングで、、。勤め初めのころは、申訳なさいっぱいでした。
それでも何も文句を言われないお客様ばかりでしたことが、より、
申訳なく感じました。
良かったことは、休憩時間でお話できる他店の店長さん方が、
素晴らしい人格者の方ばかりで、勉強になることが多かったということでした。

やりがいを感じたところ

扱っていたのが、外国製のジュエリーということもあり、
海外のお客様も多くご来店されました。商品説明をしたり、ときには交渉をしたりしながら販売していきます。
途中、「売れないかな」と思っても誠実に会話を続けていると、結局笑顔で購入を決めてくださったときにやりがいを大きく感じました。
また、こちらが商品について非常に深く勉強をして、交渉力が備わっていくことに比例して商品が売れるときに、
やはりやりがいを感じました。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

まず、売り場全体に対しては、お客様の中には芸能人や、セレブだと一目でわかる方々が多くいらしたので、
ステイタスのシンボルのような刺激の少ない売り場になってしまっていたと感じます。
そして、どのお客様にも丁寧に分け隔てなく、という感覚を売り場に立つすべての人間が自覚できれば、
大変偉そうな意見ですが、もっと、本物のサービスを提供できたのではと感じています。
もうすこしミニマムな視点からは、冒険がしにくい売り場だったと思います。
商品のディスプレイが非常に保守的だったので、
冒険やチャレンジを増やして、商品を売ってゆくことも面白いのにと感じていました。
ジュエリーのディスプレイケースの中に花を飾ってみたり、
ジュエリーにまつわるアーティストの写真を飾ってみたりと、
工夫して他店では販売を楽しんでいたので、個人的にはそこが残念でした。
でも、いつ行っても上品で安心できる百貨店って、やはり、良いですものね。


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