この仕事を選んだ理由やキッカケ
短期で働けるお仕事を探していて、求人サイトで美術館スタッフアルバイトを見つけました。企画展ごとの募集だったので、期間も決まっておりシフトも自由だったことが応募のきっかけでした。珍しい仕事ですが、よく調べてみると多くのサイトで募集がありました。
口コミ・体験談
仕事は、音声ガイド(解説を聞きながら作品を見る機器)の案内が主な業務でした。お金を払って音声ガイドを借りて下さったお客様に機器の説明をして、わからないことがあれば個別にお教えし、使い終わったものを回収、きれいに消毒するというのが一連の流れです。一日10名ほどのスタッフが出勤しており、何組かに分かれてその作業を1時間ごとに交代で行っていました。美術館というと静かで落ち着いた印象があると思うのですが、アルバイトの募集がかかるのは来場者が何万人という大きな展示会なので、とにかく休む暇なく動き、しゃべり続けました。お客様の中には外国人の方もたくさんいらしたので、英語での質問にあたふたしたのが一番記憶に残っています。しかし嫌だなとか辞めたいなとか思ったことはなかったです。スタッフは全員女性でしたが、年齢は20代から60代までと幅広く仕事後に食事に行ったりするのも楽しみの一つでした。シフト制だったので希望の休みが取れるのも良かったです。シフトは1ヶ月ごとに提出でき、時間帯も選べました。その都度新しい人がアルバイトとして入る職場だったので、研修もしっかりしており、業務がスタートする時には何も不安はなかったですね。
やりがいを感じたところ
お客様に、展示品の説明を求められることがたまにありました。わからない時はわかる人にバトンタッチすればいいのですが、自分でも説明できるようになりたいと、勉強をしたことです。それを聞かれてすんなり答えられたときは嬉しかったです。とにかくたくさんの人と接するので苦労もありましたが、やはり「ありがとう」の言葉で頑張れたのだと思います。どうしてもこの絵が見たくて始めて東京に来たというおじいさんと話したことは心に残っています。
こうだったらもっと良かった!と思うところ
もちろん美術品は見放題だったので、好きな人にはたまらない職場だと思います。私も、こちらで働くまでは有名な画家さんの作品を誘われて見に行く程度だったのですが、このアルバイトを経験してからは、自分でチケットを買って美術館に足を運ぶようになりました。一緒に働いていた学生さんは、その後博物館に就職したと聞いたので、経験にもなるのかなと思います。良かった点は、一つの美術館や博物館での仕事が満期になっても、次の企画展を紹介してもらえることです。続けようと思えば長期で働くこともできます。あとはスーツでの勤務だったので、服装を気にしなくてよく助かりました。あえていえば、時給がもう少し高ければもっと安定して長く続けられる仕事だと思います。
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