職業安定所にあった求人から、そこのゴルフ場で開催されるイベントスタッフの募集を見て始めました。
期間限定のイベントだったため、３ヶ月でイベントスタッフの仕事が終わったときにゴルフ場の人から声をかけられてゴルフ場スタッフとして働き始めました。

イベントスタッフをやっていた時からゴルフ場のスタッフとは顔を合わせて話す機会が多かったので、面接といっても簡単に働ける時間や曜日の調整といった世間話程度のものでした。その時担当していただいた方はすごく接しやすく、圧迫感もなく自然な感じで話ができたので緊張することもなくスムーズにできました。また実際に現場を見ることができたので、どんな人が働いているのか、どんな制服でどんな業務をしているのかを見させてもらいました。

当時母子家庭でまだ保育園児の子供を一人抱えての仕事だったので、いろんな会社の面接も受けましたがことごとく落ちました。保険や年金など制度が整っていることを考えて正社員の面接を多数受けましたが、会社側としては子供が熱や病気で仕事を休まれたりするのが困るということでなかなか採用してもらえず、困っていたところでゴルフ場の仕事に出会えました。そこの会社は大変理解があり、子供が体調を崩して仕事に行けない時でも同僚の方が休みを返上して代わりに仕事に出てくれたりとカバーしてくれたおかげで仕事に穴を開けることなくお休みさせてもらうことができました。同じように子育てをしてきたお母さん方が多かったので理解してもらえることも多くかなり助けられました。
また仕事の内容も接客だった為、毎日いろんなお客様と対面して会話することが多く、自分が元気のない時でもお客様に元気をいただいたり、また仲良くしてくださるお客様には常々差し入れを頂いたりとお客様と従業員という関係より人と人との繋がりを感じられる仕事だったので日々充実しておりました。
毎日同じことの繰り返しではなく、接客するお客様も日々違うので生活や仕事に変化がありとても楽しく仕事をすることができ、接客業の良さをより実感することができました。

自分が元気がなく疲れている時でも、お客様が笑顔で接してくれたり、「ありがとう」と一言言ってもらえるだけでこちらも元気をもらえ、また仕事のやりがいを感じることができました。お客様と顔見知りになればなるほど、お客様から差し入れをいただいたりすることも多く人と人との繋がりを感じられ、またそこから広がる新しい人との出会いがあったりと世界がまた広がります。また、お客様に喜んでいただけるにはどうしたらいいのかなどを考えてそれが実際にお客様から感謝された時は大変嬉しく思いました。

ゴルフ場の中でも私がいた部署は女性がほとんどだったので、女性同士特有の陰口を叩くなど嫌な空気になることもありました。
仕事内容の勘違いからくる陰口や思い込みによることも多かったので定期的にミーティングをやるなど、従業員同士がコミュニケーションをとる時間がもう少しあったらよかったのかなと思います。また、よかったなと思える点は制服をリニューアルするときなどは従業員達の意見を優先させてくれたりしたので仕事へのやる気にも繋がったし、信頼関係があった点はすごくよかったです。また全ての部署の従業員が全員集まって年に一度の忘年会などもあり、同じ会社にいても普段顔を合わす機会が少ない従業員の方とも顔を合わせて会話をする機会があったのはよかったところだと思います。