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期間工は本当にお金になることが良く判った経験

  • 投稿日 : 2017-06-02
  • 投稿者 : NOBUさん(40代男性)

総合評価

  • 5.00
  • 充実感

  • 待遇度

  • 自由度

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この仕事を選んだ理由やキッカケ

海外旅行から一旦帰国し、海外で起業をしようと考えた私は「短期間」「高収入」を条件に仕事を探しました。
自動車工場の期間工は高収入であることを以前から聞き知っていたので、無料の求人誌を利用して探したのですが、赴任先を大阪近郊で探すとダイハツ工業の一択でしたので、面接を受けました。

面接時に思った事や感じたことを教えてください

面接当時年齢が35歳で実社会生活から5年近く離れていたので、社会復帰できるかどうかが心配でした。
実際面接が始まると面接官から年齢的なことを指摘され、「辞めた方がいいよ、本当に辛い仕事だから」と何度もいわれたのが印象的でした。
さらに「借金はありますか?」との質問に「借金はないです。」と答えたところガッカリな表情で「あーそう、ないの?借金」と言われ私が面食らっていると、「いや失礼だけど、正直借金でもないと中年の人は続かないからねぇ、借金あれば頑張れるんだけどねぇ」といわれて納得しました。
これは駄目かなと思っていたのですが、幸いにも採用され現地に赴任することになりました。

口コミ・体験談

若い頃から期間工の噂は耳にしていたのですが、その大半が悪い噂であったことから赴任前にネットで評判を調べてみると、ヒットするのは絶望的な口コミばかりで「劣悪な就労環境」、「刑務所のような寮」、「人権を全く無視した職場で期間工は正社員に話し掛けることさえ許されない」などの酷いものばかりが目に付きました。
(まぁ、大きな会社だから色々な人間は居るだろうから、そんな妙なことばかりではないだろう)と思いながら現地へ赴任しました。

赴任後すぐに安全教育などの簡単な講習をうけ、作業着や安全靴を貸与され寮の部屋割りがありました。
当時は昼夜2交代制で稼動していたので同期で反対の勤務になる人間とふたりで一部屋の寮でした。
確かに小狭い感じはしたのですが、勤務時間が反対なので部屋にいる時は基本的に一人でいられるので問題なく、寮費や光熱費も無料なのでありがたく「刑務所のような寮」の感じは全く受けませんでした。

職場の方ですが、驚くほど広い工場の建物の中は、さまざまな大型の機械が立ち込んで迷路のように通路が入り組んでいます、実際赴任直後に2回ほど道に迷い食堂に辿りつけなかったことがありました。
機械の発する熱が立ち込めている場内は、機械の音やアラーム音が入り混じり物凄く活気があるものです。
配属された班で挨拶をしたあと、自分の担当する工程に案内され先輩工員が付いて一応一週間研修することになっていたのですが、3日目には一人で工程を任されることになりました。
人手不足は深刻なようで、私は2年間勤務したのですが後から入った人間は一人も残らず消えていきました。

正社員の年齢は非常に若く、確かに最初は馴染むことが出来ずに「期間工は正社員に話し掛けることさえ許されない」のかと思ったのですが、数ヶ月経過するとすっかりなじんで和気藹々と作業できました。
自分も忙しい中せっかく工程作業を教えた期間工に逃げられることを繰り返していくうちに、期間工への期待度が低くなったのでしょう、生き残っている期間工は有給の消化の条件や休日出勤の待遇なども、まさに「期間契約社員」としての扱いを受けることが出来ました。
2年間でしたが非常に良い経験が出来たと思います。

やりがいを感じたところ

ライン作業員のやりがいと言うのはなかなか難しいのですが、作業終了時の達成感は毎日感じることができました。
ライン作業はマニュアル化が進んでいるので、本当に単純な作業が繰り返されるのですが、ある程度作業になれて余裕が出てきてからジックリと自分の工程をみていると、使っているロボットの癖などが判り意外なところに作業効率を上げるヒントが隠れています。
これを改善提案として提出してみたり、職長に相談したりして改善が進むと1作業工程の効率が1秒にも満たないほんの少しだけ向上します、しかし一日の作業時間のなかではかなりの効率アップになり、体が楽になったり部品の補充が効率的に出来たりと結果に繋がりますので作業しながら常に効率アップを考えて仕事をするのがやりがいと言えばやりがいでした。

こうだったらもっと良かった!と思うところ

大きな組織なので、現場からの声が反映され難いと感じることはありました。
大型連休に工程改造を行い、試運転と教育のために出勤したことがあったのですが、現場に付いた途端機械を動かすこともなく改悪であることが判りました。
改善担当の社員に「これじゃ仕事にならないですよ。」とボソッと伝えると物凄い剣幕で怒られたのでしょうがなく機械を回してみたのですが、必要な部材の置き場がバラバラなことや搬送用ロボットの荷台の形状では必要な部材が乗せきれないことがすぐに露呈され改善工事のやり直しになりました。
結局最終的に引き渡された工程は、どこが改善されたのか全く判らない工程となり「フィットネス工程」と影で呼ばれるほど運動量の多いものとなりました。
一度決まったものの大幅な変更は大きな企業では難しいのだろうと、思った次第です。


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