ＱＪという求人情報誌を見て決めました。
当時、中学を卒業したばかりの１５才でアルバイトを探していました。
コンビニに面接に行ったのですが、１６才以上からしか採用していないとのことで断られてしまいました。
求人の募集のほとんどは１６才以上からで、たまたま年齢制限の書いていなかった求人がパン屋さんでした。
面接に行ったら、即　合格でアルバイトをすることになりました。

やっぱりパン屋さんなので、パンが食べれること。
焼き立てのパンを、オーブンから出てきたタイミングで食べられたり、
揚げたてのカレーパンをその場で食べれたり。
トロトロのチーズ系のパンや、チョコレート系のパンは、サクサクのパイ系のパン、
電子レンジやトースターで温めた時の食感と全く違って、焼き立て　出来立ては最高に美味しいです。

私は、いつもお昼から夕方までの出勤でしたが、休憩時間にパンを食べられるのがとっても楽しくて嬉しかったです。
毎日パンに囲まれて、毎日パンを食べていましたが、働いている間ずっと飽きることも無く、
いつも今日はどのパンを食べようかなと楽しくて仕方なかったです。


焼きあがったパンにトッピングをしたり。オーブンから出てきたパンをトレイ入れて、お店に出したり。
食パンの袋詰めをしたり、サンドイッチを作るお手伝いをしたり。
新しいパンができると味見をしたり。失敗したパンを貰ったり。

夜番のシフトの時は、余ったパンや賞味期限の切れたケーキやお菓子・ジュースを貰うのですが、
パンやケーキがぎっしり詰まった大きな紙袋をいっぱい抱えて家に持って帰っていました。
友達や家族にあげてもまだ食べきれない時もありました。

パン祭りの時期になると余ったお皿を大量に貰って帰ってきたり。

これほど楽しかったアルバイトはありません。

楽しすぎて、不満という不満は全くありませんでした。
あえて言うなら、レジが一個しかなかったこと。
駅の真ん中のパン屋さんだったので、お昼になると凄まじく混雑してレジにお客さんが殺到します。
スタッフ２人で１台のレジを共有するのですが、お客さんの買ったパンの金額を打ち込んで、おつりの計算はレジではなくて全部暗算で対応してスピードアップを
しいました。それでも一人がレジを打ち終わるまで待っていないといけないのでレジが２台あればもっとスムーズだっただろうなとは思います。