タウンワークという求人情報誌を見て、１つだけ異質な広告があると思ってみてみると小さな居酒屋の募集でした。
普段から通る道沿いにあり、おいしそうだけど入りにくいお店だなあと気になっており、時給もよかったので応募しました。

個人経営の焼き鳥屋でアルバイトを行っていました。店員がオーナーとオーナーの奥さんという家族経営の居酒屋だったため、あまり大勢でつるむのが好きではない私にはもってこいのアルバイト先でした。また、たくさんのお客さんが入るような居酒屋ではなかったので、自分自身もビールを飲みながら焼き鳥を焼いたり、お客さんと取り留めもない話をしてのんびりと働くことができましたので、仕事というよりもほぼ遊び感覚で働いていました。観光地にあるお店でホテルも近かったので、いろいろなところからいらっしゃったお客様が多かったのも印象的でした。
困ったことは、店員の数も少ないのでなかなか休みが取りづらいということです。私が出なければ店を休むしかない…という状況もありましたので。。また、お客さんが１人も来ないこともありましたので、仕事がなくて暇なのでずっと掃除をしているということもありました。
ですが、お給料についてはタイムカードの機械があったので、なあなあになることなく時間通り現金で頂いていました。
のんびりと働きたいという人には個人経営の居酒屋をおすすめします。よくあるアルバイト内での出会い等は全くありませんので、そういうのを求める人には不向きかもしれませんね。

観光地にあるお店だったので単発のお客様も多かったのですが、1年後くらいに「おいしかったからまた来たよ！」と言われたときはうれしかったです。
調理も担当していたので「おいしい」と言われることに非常にやりがいを感じました。また、本当にごはんがおいしいお店だったので、まかないを食べるときなどはすごく助かるし、うれしかったです。また、お酒にもこだわっているお店で、自分自身もすごくお酒について勉強になりました。

店員の数に比べると座席数はやや多めでしたので、座席が満員になることがあると手が回らず料理を運ぶのに非常に時間がかかってしまうことがありました。手が回りそうにないときには、客を入れるのを止めるとか対応してもらいたかったです。また、オーナーは賞味期限が少し切れた食べ物を客に出したりすることもしていたので、そういう点は飲食店しっかりとしてほしかったです。毎日１対１で働いていたため、私自身もあまり強く文句は言えなかったのですが。
また、自分自身もお店の経営についてはもっとしっかりと考えておくべきだったと思います。当時は本当にアルバイト感覚でやっていて、お店の売上などを全く気にしていませんでした。原価等のことをもっと意識して働けばよかったなと反省しています。