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農家手伝いで日本全国行脚が流行っている理由

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皆さんは農家手伝いってどう思いますか?すごく厳しいかもしれないと思うかもしれませんが、大自然の中で作業ができるので楽しいと感じる若い方が増えています。今回は日本全国農家を渡り歩く農業行脚についてご紹介いたします。

日本は超高齢化社会で農家が悲鳴を上げている!



日本は今、超高齢化社会に突入していて、各地で若い人材が欲しくてもいないという状況が起こっています。特に農家の人手不足と高齢化は歯止めがきかない状態にまでなっていると聞くと、日本のこれからの農業はどうなってしまうのだろう?と思ってしまいますよね。

そんな中で、若い人が定期的に手伝いに来てくれるという農家が日本全国に増えてきているのです。今回はこの農家手伝いを各地を歩いて行っている若い人たちにスポットを当ててみました。

このお手伝いの仕事が始まったのはここ10年くらいのお話だそうで、今、若い人達が高齢化で人手が足らず農業をやむなく廃業しようとしている人たちを、何とか助けたいとあるプロジェクトを開始しました。

そして実際に今現在、若い人たちが日本全国の農家を手伝いながら歩いている「キャラバン」としての活動を行っています。

援農キャラバンが和歌山県で発足!



援農キャラバンというのは2014年に実際にプロジェクトとして立ち上げ、和歌山県の7つのみかん農家をお手伝いするために発足した、農家を手伝いたいと思っている若い人の団体です。

この団体は高齢化によって働き手がいなくなって悲鳴を上げている農家をお手伝いしています。みかん農家では特に収穫の時期に大量のみかんを収穫し、それを選別して箱詰めにして農協などへ販売するという大きなお仕事があります。

このお仕事は高齢者には大変辛いお仕事なのですが、若い人(後継者)がいないのでその人の代で廃業すべきか悩みつつお仕事をされています。これを解決するために若い人たちが収穫の時期やお手伝いが必要な時に出向いてお仕事を代わりにしているのです。

実際に現在も多くの若い人たちがみかん農家をお手伝いしてくれています。自然が大好きで農業をお手伝いする楽しみも感じられるということで、農家の方々にも喜ばれているようです。こうしたプロジェクトは実は各地に存在しています。

もちろんそんなに多くはありませんが、高齢化で悩んでいる衰退している農業を営む方にとっては大変ありがたい存在であることは間違いありません。

どんな仕事をするのか?



農家のお手伝いをしている人は援農キャラバンのように団体として活動している方々だけではありません。個人で定期的に農家のお仕事を手伝いにフラッと現れる人もいるようです。しかしやはり何かの団体に属していた方が良いでしょう。

この仕事の良いところは宿泊する施設を提供してもらえること、お給料もちゃんとに出るということ、農作業を手伝うことで体を鍛えることができる、高齢者やその地域の色々な特色やお話をきけることなど、数えたらきりがないほどのメリットがあります。

実際に働いている若い方の中には、都会産まれで一度も農業などをやったことがないという人もいます。最初は戸惑っていたりしたけれど、慣れてきたらサクサクと作業が進み、都会とは違った静かな夜を過ごしたりできるので、仕事が無い時期になると寂しく感じたりすることもあるそうです。

確かに都会では高齢者との関りなど持つ機会もないでしょうし、農作業なんてしたことも目にしたことも無いかもしれませんから、何もかもが初体験でワクワクするようなことの連続でしょう。

しかも高齢者を助けるというボランティア的な要素も含まれているので、やりがいを感じるという方がほとんどのようです。以前テレビで特集が組まれたこともあるほど注目度が高いのですが、まだまだ若い人の助けが必要な事業のようでした。

農家の手伝いをしたいと思ったらどうする?



少しでも良いから人の役に立ちたい!私も農業のお手伝いをしたみたい!そう考えている方が思うのは、「一体どこでそんな体験ができるわけ?」ですよね。そこでここでは実際に農業体験や援農ボランティアを募集している企業をご紹介します。

まずは『あぐりナビ』というサイトです。URL:https://www.agri-navi.com/basic/51/4505

このサイトでは援農ボランティアはどんな仕事をするのか?どうやって援農ボランティアに参加するのかなどの情報を提供しています。このサイトによると日本全国の自治体の『農政課』でボランティアの申し込みをすると記載されています。

つまり自分が暮らしている地域の役場役所の農政課で、援農ボランティアに参加したいことを告げれば誰でも参加が可能なのです。登録をする時にはどんな作業のお手伝いがしたいのかを予め条件として登録できます。

その条件に合った要請が農家からあったら、自治体の農政課から連額がくる仕組みになっています。この時他県などを希望する場合には、滞在型援農ボランティアとして活動することができます。

何となく里帰りして農業を手伝う感じがして楽しくなるかもしれませんね。このボランティアのメリットは、将来自分が農家をやりたいと思った時に、お手伝いをしていた農家の近隣で家や土地を手に入れ、教えてもらいながら農業に参入できる点です。

そして自分たちが高齢になったら若い人を同じボランティアで募ることができるのも良いですね。もし農業に興味があるという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ



今回は、超高齢化に伴い危うくなっている日本の農家を支えるボランティアの存在と、その活動のやり方についてわかりやすくお話いたしました。この記事をご覧になった若い方々が、農業に興味を持っていただき困っている農家の方々と交流ができれば嬉しいです。

また、将来のことを考えて手に職付けたいとか、将来のためのネットワークを作っておきたいと考えている方が、そのきっかけとして利用していただけると幸いです。

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