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アルバイトに役立つ資格「中小企業診断士」

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仕事やアルバイトに役立つ資格はたくさんありますが、企業として欲しいと感じる資格を持っている人材は大歓迎のはずですよね。

ですがどれもこれも取得しようとしてもいけません。そこで今回は日本に多い中小企業こそ欲しいと感じる資格をご紹介し、まとめてみる事にしました。

今回ご紹介する資格は「中小企業診断士」という資格です。いったいどんな資格なのか、持っているとどのくらい有利になるのかについてをご覧ください。

中小企業診断士ってどんな資格?

日本の企業の多くは中小企業です。中小企業によって日本経済は支えられているといっても過言ではありません。そのため中小企業が元気に活躍できるような経営のやり方をしなくてはならないわけです。

ところが中小企業の多くは経営学なんたらよりも、人に喜んでもらいつつ稼ごうという信念で起業している事が多いようなので、健全な経営ができるような専門的知識を持っている人が必要になるのですね。

そこで中小企業診断士の登場というわけです。中小企業診断士というのは、中小企業の経営に関した課題を診断し、どのようにすれば健全な経営になるのかを助言していくのが仕事となります。

そのため中小企業診断士は、中小企業支援法を学んで中小企業支援法に基づいた支援活動などを行うための勉強をするわけです。

ちなみに中小企業診断士というのは国家資格です。この資格を持っている事で就職も有利になる事が考えられます。

中小企業診断士の仕事はとても重要です!

例えば、中小企業が企業として成長したいと考えていたとしましょう。でもどこに相談したらいいのかがわからないとします。この時に例えば行政や金融機関などとのパイプとして活躍する事も仕事の一つです。

もちろんその中小企業の経営状態をしっかりとチェックして、正しく診断するのも仕事の一つですが、その企業に対してどのようにすればいいのかを的確にアドバイスするのも仕事です。

つまり中小企業診断士というのは、中小企業を元気にするための幅広い支援を行うのが仕事となるのですね。

そのためには中小企業支援法など法律に関する勉強も必要になります。ただ、中小企業で専属になる事もできますが、将来的にはコンサルタントとして独立して活動する事もできる有望な資格なのです。

中小企業診断士は稼げる?

どこかの中小企業などに採用された場合ですが、平均して主任クラスで430万円弱というのですから中小企業としては悪くはありませんよね。

最初はアルバイトとして働いていても、正社員になって役職がついてさらに上を目指す事ができれば、年収は800万円ちかく稼ぐ事ができる資格なのです。

役職がついていなかったとしても、30代~40代の平均年収が440万円~560万円というからかなり稼げる資格だと言っていいでしょう。

これから正社員としてバリバリ働きたいと思っている方にとって、この収入はとても魅力的ですよね。でも中小企業診断士なんて国家資格なので取得が難しいのでは? と思ってしまいますね。

では次に中小企業診断士という資格の難易度や、試験の内容などについてを簡単に説明いたしましょう。

中小企業診断士の資格を取るまでの道のり

まず、中小企業診断士の資格を取得するための受験資格ですが、年齢、学歴、国籍は全く制限がありません。つまりどなたでも受験をする事が可能という事になります。

試験を受ける場所は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡となっているので、近くの試験会場で試験を受けるという事になります。

試験はマークシート方式で行われ、一次試験と二次試験を受けて合格した方が資格を取得できます。ちなみに合格ラインは総点数の6割でいいので、国家資格なれど比較的簡単に取得を目指せます。

一次試験の申し込みは5月上旬~6月中旬までで、二次試験の申込は8月上旬~9月中旬までに行います。

一次試験では経済学、経済政策、財務、会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営、中小企業政策から出題されます。

二次試験では筆記では事例問題と口述試験となっているので、面接があるという事だけは覚えておくといいでしょう。受験までに講座を受ける方もとても多いです。

気になる合格率ですが、平成27年の一次試験合格率は26.0%、二次試験の合格率は19.1%となっているので、一般的な合格率であると言っていいですね。

まとめ

いかがでしたか? 中小企業診断士という国家資格がどんな資格でどんな仕事をするのかがわかっていただけたのではないでしょうか。

この資格は中小企業が日本からなくならない限り必要な資格です。将来性も高く採用率も上がるので、目指してみても損はしない資格なのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後に、一次試験の合格率は比較的高いのに二次試験の合格率は低いですよね? もしも一次試験は合格したのに二次試験は不合格だったらどうなってしまうのか不安の方もいるでしょう。

でも安心してください。中小企業診断士という資格は二次試験で不合格だった方には、翌年度改めて二次試験のみを受ける事ができますので、その時にチャレンジしてみてくださいね。

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