アルバイト・バイトの口コミ、求人情報はバイトトークでチェック!地域、業界、職種など様々なカテゴリごとの情報を掲載。探している条件の求人がきっと見つかります。初めてのバイトにまつわるオススメ情報や体験談も掲載。
HOME > コラム > アルバイトの裏事情 > 主婦がアルバイトをする時に知っておきたい「扶養範囲内」について

主婦がアルバイトをする時に知っておきたい「扶養範囲内」について

→ 他の就職支援サイトを確認

夫婦共働きの家が増えてきました。夫の給料だけで生活をして貯金もできるというのは相当難しくなってきたからなのかもしれません。

ところで、共働き夫婦の悩みの一つでもあるのが「妻がいくらまで働けるのか?」という部分ではないでしょうか。

今回は共働き夫婦が知りたい「扶養範囲内」についてを調べてお話しいたしましょう。

扶養とはいったいどういう事なの?

shuhu-huyouhaninai-baito02

主婦が働こうと思った時に面接に行くと、扶養範囲内でお仕事をされたいですよね? なんて聞かれる事があると思うのですが、この扶養範囲内の扶養の意味からお話します。

ここでいう扶養というのは「保険」に関する扶養になり、<span

妻の1年間の収入が130万円未満であれば夫の扶養に入る事になります。

実はこの扶養というのは健康保険の保険料を支払うだけの能力はありません。だから夫の扶養に入って健康保険に加入していますという意味になるわけですね。

もしも141万円以上になれば、夫の扶養を抜けて健康保険を払う事になるわけです。

扶養範囲内でよく聞かれる「○円の壁」について

shuhu-huyouhaninai-baito03

よく扶養範囲内という話が出ると「○円の壁」などと言いますよね。聞いた事がある方も多いかと思うのですが、この「○円の壁」というのは実は一つではないそうです。

一つ目の壁がよく耳にする「103万円の壁」というものですよね。妻の年収が103万円を超えると夫の所得税の扶養を受ける事ができなくなります。

つまり所得税を自分で払わなくてはならないという意味になるのですね。するとどうなるのかというと夫の所得控除の一つである、所得税38万円と住民税33万円がなくなるわけです。

これを超えると妻は自分の所得の分の所得税を支払わなくてはならなくなります。

ですがもしも年収が120万円くらいだった場合は、120万円-103万円×5%=8,500円なので、それほど大打撃とは言えないレベルです。

ちなみに103万円を超えたとしても夫の控除が全部消えるのではないので安心してください。配偶者特別控除は継続しているので大丈夫なのです。

配偶者特別控除について

shuhu-huyouhaninai-baito04

妻の年収が103万円の壁を超えたとしても配偶者特別控除があるので大丈夫とは言いましたが、当然ながら妻の年収が何百万円もなると話は別です。

実はこの配偶者特別控除は141万円未満の場合に適用されるので、それ以上になると扶養から外れる事になるわけですね。

ここが同じ共働きなのに働く金額が変わってくる部分でもあるのです。働くか抑えるかですよね。

主婦にとって130万円の壁が一番の曲者です!

103万円の壁は割と経済的な打撃は少なくて済むようなのですが、これが130万円の壁になると家計にとっては大打撃になってしまうと言われています。

どうしてなのかというと130万円の壁を超えると扶養から抜ける事になりますので、自分で健康保険に加入しなくてはならなくなるわけです。

するとどうなるのかというと、掛け金がひと月に15,000円以上支払わなくてはならない(地域によって金額は違う)上に、配偶者特別控除も減っています。

なのでこの130万円の壁を少しでも超えると年間で20万円前後の負担がかかってしまう事になるのです。せっかくのアルバイト代が2か月間ただ働きという事に!?

141万円の壁を超えるほど働いたらどうなる?

shuhu-huyouhaninai-baito05

だったら年間141万円を超えるほど働けばいいのでは? と思うかもしれませんが、そうなると完全に夫の扶養から外れる事になります。

そうなると配偶者特別控除は当然ですがゼロになりますので、後は主婦が働いたて増えた分はそのまま税金として徴収されてしまいます。

どうしてなのかというと、所得税は当然払わないといけませんし、住民税なども別に払わなくてはならなくなるわけですね。

夫と対して変わらない程の税金を少ないアルバイト代で払わないといけないわけです。だったらアルバイトをしないで正社員として働く方が得なわけです。

この事から、扶養範囲内でアルバイトをする事が主婦にとっていかに大事な事であるのかがわかりますよね。

これからアルバイトをしようと思っている方がいましたら、扶養範囲内で働きたいのかそれともがっつりと稼ぎたいのかをよく考えてお仕事をするといいでしょう。

関連記事