タウンワークの求人をインターネットで見て面接を受けました。元々は体を動かすことが好きで工場内作業員として採用されましたが、給料を上げるので事務職へ移って欲しいと社長より言われ、異動しました。私が事務をするようになってから、古株の事務員さんが一人解雇されました。

上から言われるがままに事務職へ異動しましたが、思っていたより大変でした。クリーニング業界というのは数ある職種の中でも1，２を争うくらいクレームの多い業界だと後から分かったのです。本格的なクレーム対応は店舗マネージャーが行うのですが、そこに至るまでの、最初のクレーム電話は事務アルバイトである私が受けており、精神的にかなり疲れるものがありました。とにかく初めは自分の怒りを誰かにぶつけようとするお客様が多く、はい、はい、申し訳ございませんでした、と相槌を打ちながら延々と電話口で話を聞かなければなりませんでした。また、慢性的に人手が足りておらず、店舗マネージャーも夜８時まで店頭で勤務していたので、クレーム処理の流れで急にデパートや手芸品店、服飾ブランド店へ行かなければならない際は、私が出かけていました。会社外の方にアルバイトだなんて言えず、いかにも社員であるかのようなふりをして、しまいには会社が負担して私の名刺まで作っていました。最初は社員さんに許可を得てから外出するようにしていたのですが、毎週何かしらのクレームが発生し（クリーニング後に服が破れた、色が違って見える、など）外出する頻度があまりに多かったので、許可を得ることすら煩わしくなり、仕事をなるべく早く切り上げ退勤してから黙って出かけるようになりました。

事務職をまとめる社員さんがいなかったので、結局アルバイトが何でもかんでもやらなければならない、というのが現状でした。責任感のある社員さんが一人上司として入ってくれていれば、アルバイトの負担が軽減されていたのでは、と思います。