アルバイトをしたかったので、タウンワークという求人誌を見て探しました。自宅から自転車で通える範囲の場所にあり、興味が引かれるものをいくつか面接を受けにいって、一番始めに採用の電話を頂けたのがこのお店でした。

リサイクルショップのお店で働いていたので、仕事の量はとにかく沢山ありました。お店の規模はそれ程大きくはなかったのですが、スタッフの人数も少なくて店内は結構ゴチャゴチャしていました。お客様から買い取った品物を綺麗にして売り場に出すのですが、買い取った品物を置いてある場所は常に山のように積まれていました。その品物を仕分けて綺麗に手入れをしようとすると、レジや売り場の商品についての問い合わせがあったりで作業が進みません。とにかく忙しく働いていました。
そんな中で私が今でも忘れられない失敗があります。お客様が購入して頂いたガラス製のダイニングテーブル(当店では三万円の価格を付けていました)を持ち帰るということで、お客様の持つ軽トラックに持って行った時のことです。スタッフと二人掛かりで運んでいったのですが、軽トラックの荷台に積み上げようとした時に乗っていたガラス板が滑って地面で割れてしまったのです。ガラス板は固定されておらずにただ乗っかっていただけのタイプのものだったのです。当然お客様にはお詫びをして代わりの品を提供することで何とか事なきを得ました。リサイクルショップなので、同じ品は置いていないので最悪新品の同じ型のダイニングテーブルを用意しなければなりませんでした。あの時のことを今でもスローモーションのような映像で思い出します。

仕事のやりがいは、沢山の品物を取り扱うので世の中の勉強ができることでしょうか。基本的にはどんな品物も査定の対象になるので、昔のものから最新のものまで手にとって見ることができました。そして様々な品物のお手入れの仕方も同時に勉強できたので、掃除の仕方が上手くなりました。
そしてもう一つ。店内にある品物は本来ゴミとして処理されるはずのものを大切にお手入れをして扱うことで、また再利用できるようにすることにより無駄なゴミとして出さずに済む。それによって地球に優しい環境づくりに貢献できることがやりがいにつながります。

こうだったら良かったと思うことは、店内をもう少し片づけてもっと綺麗に出来れば良かったかなと思います。そのためには、スタッフを増やすか仕事の効率を上げるかのどちらかだと思うのですが、上手くはできませんでした。仕事のスピードも一人一人差があったり、仕事の優先順位も定まっていなかったような気がしたので、そこを改善すればより働きやすい環境になったように思います。そして店内も手が行き届いてもっと綺麗になり、より見やすく手に取りやすい売り場になって売上に繋がっていけたのかもしれません。
決して不満があったというわけではないのですが、改善できる余地はまだまだあったので、これから一歩一歩改善していければ良いと思います。